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根っこの成長

2011年4月
響きあう仲間たち

2011-4.jpg今年度の根っこの成長のテーマは「響きあう仲間たち」です。

日々の生活の中で平和学園幼稚園の子どもたちはクラスや年齢にとらわれることなく遊び関わりを持っています。遊びがあり、けんかがあり、学びがあり、葛藤があり、喜びがあります。子どもたちは、一つひとつの感情を精一杯表現します。
その感情と感情とのふれあいやぶつかり合いが子どもたちを育てます。笑顔も泣き顔も、握手もけんかも、背伸びも助け合いも、いたずらでさえも、子どもたちが育つうえで必要でないものはありません。

今回は先月、卒園していった年長組の子どもたちが作った歌についてのお話をさせていただきたいと思います。毎年、卒園していく子どもたちは自分たちの言葉を歌にします。幼稚園での思い出、家族や友達、先生への思いなどが込められています。歌の中に出てくる言葉の一部を紹介します。

♪きみとであった だいすきなばしょ

だいすきだよ だいすきだよ ともだち
ぼくのこころのなかにある ふるいアルバムひらくとね
ほら いつも そばにいてくれた きみのえがお あふれてる
ともだちってさ ともだちってさ おとなになっても わすれない
ずっと ずっとね

だって いっしょに いっぱい わらって いっぱい はなして けんかして
だけど ごめんねって いえるんだ ゆるしあえるんだ
おとなになっても わかりあえる それがほんとの ともだちさ

日々の遊びの中で、また行事を作っていくにあたって、時間のかけ方や話の深さに差こそありますが年少組から年長組まで子どもたちはよく話し合い考えます。その姿が、この歌の言葉の中にあふれているなと感じさせられます。

自分の気持ちも友だちの気持ちもよく分からなかった年少の頃。相手の気持ちがわかり始めても、やっぱり自分が大事で毎日けんかしていた年中の頃。自分や友だち、小さな仲間たち(年中・年少の子どもたち)の気持ちを考え、まとめ、みんなで楽しみ始めることができるようになった年長の1年間。その3年間の成長の姿が見られる歌詞です。
友だち同士の横のつながり、学年間の縦のつながり、家族や先生とのつながり、それが重なり響きあい平和学園幼稚園は歩んでいます。今年度はそんな幼稚園の姿を紹介していきます。

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