ホーム > ニュース > 中3 長崎研修旅行 〜3日目〜

ニュース

2022年1月21日

中3 長崎研修旅行 〜3日目〜

3日目は長崎原爆資料館と出津地区を見学しました。

朝一番で市電に乗車して向かった原爆資料館。まずは館内の見学をしました。

jr22_0121nagasaki3 (1).jpg

言葉を失いました。見学中に涙が出てしまったという生徒もいました。

そして現代に生きる私たちには想像のし得ぬ光景や惨状を伝えるために、被爆者として森田博満さんに「100分の1秒の命」という題で講話していただきました。

jr22_0121nagasaki3 (2).jpg

講話の内容に生徒だけでなく教員も含む全員が衝撃を受けました。

中でも、全身やけどを負った森田さんの後輩であったTさんのお話は記憶に深く刻み込まれた、そう感想を述べる生徒がたくさんいました。

誰も幸せになっていない、そのような核の存在に疑問を抱く生徒もいました。

jr22_0121nagasaki3 (3).jpg

学校の机上だけでは学べないことが学べ、生徒・教員ともども良い経験になりました。

jr22_0121nagasaki3 (4).jpg

その後、長崎のシンボルともいえるブロンズ像「平和祈念像」に先日みんなの思いをのせ完成させた千羽鶴をお捧げし、平和を祈りました。

jr22_0121nagasaki3 (5).jpg

お昼ご飯を済ませ、向かった先は出津地区です。
海の水平線が綺麗に見える丘のすぐ近くに、その集落はありました。
ド・ロ神父は私財を少しずつ投じてこの地区を興していきました。
今でもその建物や産業は健在です。

jr22_0121nagasaki3 (6).jpg

見学の一部はシスターが案内してくれました。

jr22_0121nagasaki3 (7).jpg

筆者が個人的に気になったのでコミュニケーションの方法について質問したのですが、フランス人であるド・ロ神父と地元住民の間のやりとりは主に絵で行われたようです。
言葉の壁をこえて、医学・薬学・建築土木などの知識を持ち出津地区の住民に伝えていたド・ロ神父の存在は大きなものだったのでしょう。

3日目は、夕食後に稲佐山に夜景を見に行って終了となりました。

明日はいよいよ最終日です。あっという間の研修旅行、最後まで楽しみましょう。

jr22_0121nagasaki3 (8).jpg

長崎の夜景のお裾分けです。