姉妹なの?
今日のお昼休みのこと。
職員室にいると1年生の女の子が入ってきました。
トントン
職員室には先生が2人いました。
「は~い。どうしたの?」
と相原先生。
「あいはらせんせいいますか」
小さい声でよくわかりませんでした。
「どうしたの?こっちに来てお話して」
その子は相原先生のところに言って話しました。
「先生、2年生の○○ちゃんと1年生の○○ちゃんは姉妹なの?」
相原先生はしばらく意味がわかりませんでした。
だって2年生の○○ちゃんと1年生の○○ちゃんは姉妹ではないからです。
「○○ちゃんのお兄ちゃんは3年生の○○くんだけど・・・」
「2年生の○○ちゃんと1年生の○○ちゃんだよ。先生。姉妹じゃないの?」
「そうだよ。2年生の○○ちゃんはお姉さんじゃないよ」
「そうなんだ!わかった!」
と言って職員室から出ていきました。
なんでそう思ったのかなと考えるといくつか思い当たる点が・・・
その2年生の○○ちゃんと1年生の○○ちゃんは登校の時も一緒です。
お昼を一緒に食べることもある。
お姉さんが妹の面倒をみているように、その子には見えたのでしょう。
平和の子どもたちは兄弟姉妹のように親しくなります。
1年生の素朴な質問が微笑ましく、平和の子どもたちのあったかいところ、兄弟のような関わりがあるということを改めて教えてくれました。
またその質問にきた1年生の女の子の姿勢が良かった。
学校生活で不思議に思ったことがあっても、まあいっかと思い、そのままにしがちです。
でも、その女の子は不思議なことを確かめたいと思ったわけです。
それも自分自身で、自分の担任の先生ではなく、2年生の担任の先生に直接聞きに来たわけです。
そして休み時間にわざわざ職員室まで・・・。
勇気のいることだったかもしれませんが、自分で確かめ、答えを得たことは素晴らしい糧になったのではないかと思います。
日常のちょっとしたことでしたが、子どもってすごいなあと、頑張っているなと思いました。