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れんらく帳

置いていかれたとしても 残りたい

2014年5月23日学校生活

~みんなの仕事は「あそぶこと」のつづき~

 

朝、4時半。もぞもぞと動き出す1年生。

8~9時間の睡眠で疲労がリセットされるだろう、うらやまし過ぎる新陳代謝。

「起きてもいい?起きてもいい?」から始まった2日目です。

6時半までは、布団の中でごろごろと過ごしました。歯磨き、洗顔を済ませると礼拝と体操です。あいにくの雨だったために室内で礼拝をまもりました。富士山を望みながらの礼拝は来年にお預けです。昼食や夕食と比べると「おなかすいた」の少ない朝食でした。朝からしっかり食べることは大切だよと促しましたが完食の子が少なく心配になりました(日頃、しっかり朝食を食べていますか?)。

 

帰り支度を済ませ(しっかり自分で自分の荷物を把握している子が多く助かりました、リュックへの荷物の入れ方は雑さがあったかもしれませんが、自分で出し入れができる子が多かったです。おうちでの練習ありがとうございました。)ケガでお休みをしたお友だちにお手紙を書きました。

「あし、だいじょうぶ?がっこうで、またあそぼうね。」

「しぜんきょうしつ たのしかったよ。」

と友だちに寄り添う言葉が並んでいました(昨日、そのお友だちからお返事をもらい持ち帰りました)。

 

 

そして、最後の活動「ネイチャーゲーム」です。

YMCAの職員の方がたくさんのゲームを提供してくださいました。身体さえあれば、どこでもできるような、楽しいゲームです。子どもたちも楽しみましたが私たちも引き出しの数が増えて大変参考になりました。1~6年生のチームで協力して取り組むゲームもあり室内でしたが熱い戦いが繰り広げられ、おもしろかったですよ。23日の説明会で紹介しますね。

 

 

あっという間に楽しい時間は流れ昼食です。その後は荷物をまとめて解散となります。YMCAの方にご挨拶をしてバスに乗り込みました。

 

「(僕たちを置いて)帰っちゃってもいいから、もう1日泊まりたい。」

 

という猛者が数名いましたが全員連れて帰りました。

帰りのバスではぐっすり、、、ということは一切なく、よく話し、よく笑って、帰ってきました。子どもたち、唯一の心残りは車中で見た「モンスターズ・インク」を最後まで見られなかったことでしょうか。

そして、学校に到着。

 

 

約30時間ぶりに見た子どもたちの姿は、おうちの方にはどのように映ったでしょうか。

僕には「“自然教室だから”ここが伸びたな。」というところは今のところあまり見えていないのが正直な気持ちです。この1ヶ月間、ともに過ごしてきたことによる成長についつい目がいってしまいがちです。集団生活での自分の出し方が分かってきたな、人の気持ちを考えられるようになってきたな、今我慢していたな、はっちゃけられるようになってきたな、そろそろ怒っても平気かな、と子どもたちそれぞれの発達段階に応じた対応ができるように、その瞬間の子どもたちの様子を捉えることにいっぱいいっぱいになっています。寝食を共にすることによって先生と児童という関係の枠から外れた関係が少し築けたことは大きなことだなと思います。

 

 

気が付けば残り50日をきってしまった1学期。引き続き、全力で取り組んでいきますので叱咤激励をおねがいたします。楽しく、濃い、1泊2日でした。 

1年学級だより 「エンジン」より

 

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