『何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。』 エフェソの信徒への手紙5章10節(2024年度年間聖句)
「皆さん、おはようございます。今日が最後になりましたね。一年間が今日で終わります。
校長先生にとってこの一年間は実はとても大きな一年でした。どんなに大きかったかというと・・・大きな声を出して叱ることがたくさんありました。それから、皆さんの悩みのお話をたくさん聞きました。それから、たくさんのお母さんたちとお話をしました。
みんなと一緒に過ごすのがとても楽しいと思った一年でした。
叱る時も、それから話を聞いて校長先生が感じたことをお話しする時も、実際にあった事とお母さんから聞く事が『むむ...ちょっと違うぞ』って思った時も、
どんな時もたくさん考えてお祈りをして神さまの声をきいて今年度の年間聖句を思い出して過ごしてきました。
皆さんは、神さまのこと、年間聖句のことをどのように心に留めて過ごしてきましたか。
では、ここで皆さんに質問です。
村嶋帰之(むらしまよりゆき)先生は皆さんとどのような関係がある人でしょうか。
・・・『...わかりません(1年生)』
はい、どうぞ。『初代の...最初の校長先生。(高学年)』
・・・はい、平和学園をつくってくださって、最初の校長先生でしたね。村嶋帰之先生は平和学園をつくってくださいました。とても大切な人なんです。私たちにとって。その村嶋先生が64年前の中学校の卒業式でお話してくださったことを、今日は皆さんにお話ししようかなと思います。
64年前・・・、どんなお話かというと、『私たちの生活には中心になるものが必要なんですよ』というお話でした。
中心ってどんなことか1年生わかりますか。・・・そう、まんなかですね。
真ん中と私たちの生活がどんな関係があるのでしょうかね。
村嶋先生は皆さんに分かりやすく...独楽(こま)を使ってお話をしてくださいました。
独楽が回るためには、この軸...中心が無いと回りません。
この中心がちょっと曲がっていたら独楽は真っすぐに回らないで傾いたりします。
なので、私たちの生活の中心が必要ですよ・・・と村嶋先生は独楽を例えにしてお話してくださいました。
曲がってしまう、無かったら回らない・・・では、私たちの生活の中心、私たちの生きていく中心は何だろう...村嶋先生は『神さまです。』と言いました。
私たちに村嶋先生は『神さまが私たちの真ん中にいますよ。そして私たちは生きていますよ。このことは覚えておいてくださいね。』と言いました。
『何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。』
この一年、どんな時でも神さまのことを真ん中にしていく平和学園小学校でありました。
そして、叱られたり、喧嘩したり、楽しいこともいっぱいあった中で先生と皆さんが神さまと共に歩んできたこと、校長先生はとても嬉しかったです。
では、お祈りいたします。・・・」
最後に共に祈りました。