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れんらく帳

2022年9月20日

5・6年生 『平和をともに』へつながること

小学校2階には高学年教室があります。5・6年生は夏休みの課題が出されていて、その課題について子どもたちがまとめたものが廊下に掲示されています。

課題は、

5年生...「8月6日、9日、15日発行のいずれかの新聞記事を読み、知らない言葉を調べ、感想と他の学年に伝えたい事をまとめてくる」

6年生...「夏休み中に見聞きしたもの(テレビ番組・ラジオ・新聞記事等)をもとに『平和レポート』をまとめてくる」

でした。

5年生は夏休み中に調べてきたものをもとに、2学期の授業で新聞のスクラップを作りました。6年生は1学期から取り組んできている『平和レポート』の夏休みバージョンで、自分で選んだテーマについての考察や感想をまとめていました。

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5年生が選んだ記事には「核使用 結末直視を8/6」「核の惨禍繰り返すな8/6」「広島非核の明かり被爆77年8/6」「核禁止条約と核兵器保有国の動向8/6」「『核戦争に勝者なし』次世代と共有を8/6」「核なき未来願い 長崎原爆の日 露の侵略『77年前と重なる』8/9」「原爆の悲劇描き後世へ つなぐ戦後77年8/9」「空襲の惨禍 語り継ぐ8/15」「きょう終戦の日・大切な人を大切にする8/15」等がありました。

5年生は『平和をともに』の司会進行役として役割を担っていますが、これまでに平和学園の創立者である賀川豊彦先生について学びつつ準備を進めてきました。今回の夏休みの課題はまた新たな示唆や視点を学ぶ大事な機会となったようです。

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6年生はテーマとして「広島原爆と私たちの責任」「沖縄慰霊の日」「戦争を経験した人の思い」「広島 原爆」「広島に投下された原子爆弾とその威力」「広島・長崎の原爆記念日」「沖縄の基地について」「沖縄県の軍事基地について」「日本の軍事基地」「平和記念式典」「戦争中の生活」「沖縄米軍基地の騒音について」等、戦時中の事や原子爆弾そして沖縄関連のものを多く選んでいました。

これは、『平和をともに』で6年生が沖縄修学旅行の報告をすることにも大きく関連しているかもしれません。そして、私たちを取り巻く様々な問題や過去の戦争で起きた事実について自分事として興味を持ち、受けとめ、考えたことをどう発信していくのかをそれぞれが自分なりにまとめていました。

このような取り組みの一つひとつが『平和をともに』への下準備として積み重なり、結びついていきます。子どもたちが課題と向き合い、平和について考え、共有してきたことがより良い明日へと繋がっていくことを願っています。