1年生の子どもたちと、空中歩廊を通って中学・高校側の事務局へ行った帰り道のお話。
「あっ!!」
ある子が驚きの声をあげます。
幼稚園で遊んでいる子たちの使っていたボールが園外へ飛び跳ねて出てしまったとのこと。
確かに、道路の脇に1つのサッカーボールが。
「取りに行こう!」と意気込んでボールの元に向かいます。
しかし、その場につくとボールの姿はなくなってしまっていました。
もう、幼稚園の先生が取りにきてしまったのでしょうか。
すると、「このボール、探してる?」ボールを拾ってくださった方が声をかけてくださいました。
ほっ。「ありがとうございます。幼稚園のボールなんです。」とお礼とことのいきさつを説明し、
幼稚園に急ぎます。
ボールを拾った子たちは幼稚園の卒園生。自分たちが"よいこと"をしたと胸を張ってボールを
届けにいきます。「せんせーい!!」と大きな声で呼びかけ、自分たちのしたことを事細かに
説明できました。幼稚園の子どもたち、先生からお礼の言葉をいただき、自信満々です。
大きくなったことを見届けてもらえる環境があるって、うれしいことですね。