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2022年10月 3日

アレセイア通信2022年10月号

真実の祈り


「祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。また、あなたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。(マタイによる福音書6章5~8節)

 この聖句について、牧師先生が次のように語ってくださいました。

 「祈り」は神との会話です。祈りには2つの注意が必要です。

 まず1つは、「偽善的な祈りはするな」ということです。本来、祈りは人に聞かせるものではなく、「あなたと神」の二人だけのものであり、他人の入る隙のないものです。イエスは祈るために、「密室に入れ」と言われます。この密とは「心の秘密」です。

 私たちが心の中で神と二人だけの秘密を一つ持ち、そこで祈ることで、人生が全く違うものになります。

 2つ目は、「くどくど祈るな」ということです。神は祈る前から私たちの必要をご存知です。私たちの祈りがたとえ短くても、神の前に「私の願い」と「神の力を信じます」という告白さえあれば、神はその祈りを聞いてくださるのです。

 祈りとは、私たち自身より私たちを良く知っておられる神と二人で話しをすることです。上手に祈ることも長く祈ることも必要ありません。ただ心の密室を一つ持って安心して祈ればいいのです。

 さて、10月には、中間試験、高2・中3研修旅行などが予定されています。それら1つひとつを行う日々の生活の中で、いつも喜び、絶えず祈り、どんなことにも感謝しつつ歩みたいものです。

校長  山田 信幸