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2021年7月21日

中学2年生 日本文化体験

中学2年生が「茶道」「華道」「日本舞踊~着付けと立ち振る舞い~」体験を行いました。

本校のグローバル教育では,将来世界の人々と出会うときのために日本を肯定的に理解することが大切であると考えています。その学びの一つとして中学2年生では毎年日本文化体験を行っています。

コロナ禍の中にあって,三密を避けるため今年度もクラス別,少人数制で,1グループ8名を上限に,生徒たちの希望によって3つのグループに分かれて体験しました。

「茶道体験」

お菓子につられたのか?男子生徒が大勢体験しました。

教えていただいた裏千家のお茶の作法を一生懸命覚え,どこかぎこちない動きながらお茶を点てる側と,いただく側の経験をしました。

先生が点てるとふんわり泡立つのに,自分でやると腕が痛くなるばかりでちっとも泡立たない。日ごろ正座をし慣れていないため,足がしびれて立ち上がるのが大変。先生はなんであんなに静かな動きでできるのだろう?様々な経験を通して,茶道の礼法,おもてなしをする心など,日本に伝わる精神の一端を感じることができた体験でした。

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「華道体験」

教えていただいたのは池坊の自由花。先生は「どのお花を中心にするのかを考えて。そのお花が一番気持ちよく見えるようにするにはどうすればよいのかしっかりイメージして。」とご指導くださり,型に合わせるのではなく,自由にそれでいて美しく活けることを教えてくださいました。

初めてお花を活ける生徒がほとんどで,恐る恐るはさみとお花を持ちながら自由花に挑戦しました。各自が活けたたお花を先生がご指導くださり,ほめていただいて喜んだり,手直ししていただいてなるほどと感心したりと,良い経験の時となったようです。

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「日本舞踊~着付けと立ち振る舞い~」

日本舞踊千波流のお家元がわざわざ浅草からおいでくださり,ご指導くださいました。

最初に浴衣の着付けを教わりました。帯を結ぶのに手が後ろに回らない,つりそうだなどと言いながら,何とか浴衣を着たあとは,先生方の舞「春よ来い」を見せていただきました。その動きの美しさに,皆見とれているようでした。

最後に座る,立つ,そして扇子の使い方や意味などを教えていただきました。日ごろがさつな動きが多い中学生も,落ち着いた物腰でいながら凛としているお家元や師範の皆様に出会い,真剣にお話を伺い,感ずるものがあったようです。

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2学期には鎌倉研修を行う予定です。
コロナ感染が終息に向かい,校外研修が実施できるようにと願います。