自然教室から帰ってきて、ほんの少し子どもたちがたくましくなったな、と感じます。
おうちではどうでしょうか。
たった三日間の自然教室でしたが、この三日間には、いろんなドラマがありました。
子どもたちには、とても濃い時間が流れていたと思います。
4年生は、高学年と低学年をつなぐ学年です。
6年生に甘えたい気持ちが半分、6年生の手助けをしたい気持ちが半分というところでしょうか。
6年生がグループメンバーを集めている時には、一緒に「時間だよ~!集まって~!」と大きな声で呼びかけている姿を目にしました。頼もしかったですね。これならば、6年生になったら班長さんになれると確信しました。
カレー作りでは、2年生の子にピーラーの使い方を教え、3年生と肩寄せ合いながら一生懸命野菜を切っていました。4年生の最初のミッションは、グループメンバーにカレーの支度をさせて、集合場所まで連れてくるというものでした。5年生がカレーの準備で不在の中で、最上級生としてがんばりました。時間に遅れたグループはひとつもありませんでした。班長さんの合言葉「5分前行動!」をよく心得ていました。出かける時に降っていた雨はすっかり上がり、野外調理場でカレーを作ることができて、子どもたちは大喜びでした。みんなで作ったカレーはおいしかったですね。なんとカレーの大鍋は、どのグループも空っぽで完食でした。
二日目は、青空も見えさわやかな朝を迎えました。
当然、ハイキングは行けるものと思い、出発しました。
私は、石割山コースです。石割山は、登山口までの距離も結構あります。
やっと登山口に着いたというところで、遠雷が聞こえました。
山の雷は危険です。残念ながら、この時点でハイキングを断念することになりました。
雨ガッパを着て、身支度をして戻り始めたところで、なんと雹が降ってきたのです。
去年は、登山口から長い長い石の階段を上っているところで雹が降ってきました。
まさかの2年連続、雹との遭遇でした。
雷と雹が降る中で子どもたちは、とても怖い思いをしたことでしよう。
YMCAのスタッフさんが車で来て、子どもたち全員のナップザックを運んでくださいました。
感謝です。YMCAに着いたら、スタッフさんが温かいシャワーを用意して待っていてくださいました。みんな、濡れネズミだったので、温かいシャワーはありがたかったですね。シャワーを浴び終わったころには、空はすっかり晴れ上がっていました。不思議なお天気でした。
でも、そのおかげで午後は、YMCAの敷地内でオリエンテーリングのネイチャーゲームを楽しむことができました。
最終日は、青空の下に富士山の雄姿を見ることができました。富士山を眺めながらの湖畔散歩は、のんびりと自然を満喫することができました。余談ですが、火曜日の午後に学校で小さな地震がありました。震源地は、富士五湖でした。自然教室と重ならなくてよかったと胸をなでおろしました。神さまに守られていましたね。
4年生学級だより「空の鳥 PART2」より