平和をともに一日目
いよいよ始まった「平和をともに」。
平和学園小学校で大切にしている行事。
これからの日本を担っていく小さな子どもたちが、自分たちの考えている平和を語ります。
彼らの希望が、平和が実現するために、先を生きている私たち大人が、少しでも良い道筋を築いてあげられたらと思います。
今日の発表を、写真を中心に振り返ってみましょう。
2日間の総合司会、運営、進行を担っている5年生から挨拶とはじめの言葉。
そしてまず礼拝。茅ヶ崎平和教会の大澤先生にお話をしていだだきました。
目が開いているからわかること。
目を閉じているからこそわかること。
目を閉じると、目に見えていることとは違う大事なことが見えてくるということがある。
目が開いていると、見えているものしか見えない。
でも目を閉じると、目の前にいる人ではなく、そこにいない人が見えてくる。
外国にいる人のことが見えてくる。今いない家族のことが見えてくる。
礼拝というのはそのようなことを考える時です。
大切なことを子どもたちに語ってくださいました。
続けて今年のテーマ賛美歌。
こどもさんびか7番『イエスさまきょうもわたしを』を
1節は日本語で、2節は英語で賛美しました。
この歌は耳に残ります。
この一週間。何度となく鼻歌で、英語で歌ったことでしょうか。
次は奉仕委員会のお祈り。
毎年、奉仕委員会が平和を願って、代表で祈ってくれます。
子どもの真っ直ぐな言葉に心洗われる思いでした。
そして各学年の発表です。
1年生は自分の身近な中から平和を考えました。
自分で撮った写真をバックに詩のような、無駄のない素朴な言葉で平和を伝えてくれました。
7歳の言葉にぐっとさせられましたね。
2年生は歌。
全部で3曲歌いました。
1曲目『おなかのすいたイエスさまに』
2曲目『はじめの一歩』
3曲目『世界に一つだけの花』
クラスみんなで書いた絵を見せながらの歌でした。
一生懸命歌う姿、先生の指揮を見ながら歌う姿がクラスの力として現れていました。
3年生はクラスで考えた4つのテーマについての発表です。
一つ目のテーマは「戦争に行かされる子ども」
二つ目のテーマは「水について」
三つ目のテーマは「命について」
四つ目のテーマは「学校に行かれない子どもたち」
一人ひとりがしっかりと考え、それをグループでまとめ自分たちの考えを伝えました。
クイズなども入れ、聞いている人が興味を持てる発表にしていました。
忘れていた大切なことに気づかされる内容でした。
今日の最後の発表は4年生です。
4年生は夏休みに戦争ついて考える宿題がでました。
その宿題からクラスで何度も話し合い、テーマを絞込み4年生の考えを発表しました。
一つ目のテーマは「なぜ戦争をしたのか」
二つ目のテーマは「広島と長崎の原子爆弾」
三つ目のテーマは「小さな平和から大きな平和」
よく考え、まとめました。重いテーマもありましたが、大切なことばかり。
学園の創立者の賀川先生のことにも触れ、私たちに今できることを教えてくれました。
最後に終わりの言葉は5年生。
平和をともに1日目をしっかり引き締めてくれる言葉でした。
さすが5年生。
講堂の外はすっきりしない雨の降る天気でしたが、
講堂の中は子どもたちの強く平和を求める気持ちと純粋でさわやかで気持ちで満ち溢れていました。
明日は5年生と6年生の平和のメッセージです。
ぜひ、たくさんの方に足を運んでいただき、ともに平和について考えたいと思います。
今日はありがとうございました。
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