かかりってなに?
1年生は2学期の今になるまで係活動を行っていませんでした。
1学期の『平和の歩み』の係活動欄に「○○かかり」というように明記していなかったのはそのためです。
なぜ係活動を行わなかったかというと、子どもたちそれぞれにまず色々な仕事を経験して欲しかったからです。
学校生活の中では様々な係的活動が必要になってきます。
先生の「お手伝い」。
決められた仕事を繰り返し行う「日直」のようなもの。
クラスに掲示する新聞を作るといったクリエイティブなもの。
子どもたちは1年生ではありますが自分の中になんとなく「得意なこと」「不得手なこと」があることに気が付いています。
それは大人が感じるものと違い、単なる好き嫌いによるものが多いように感じます。
だから、その時々の気持ちの状況次第では不得手なことにチャレンジできてしまう時もあります(逆ももちろんありますね)。
子どもたちの可能性を広げていくために係活動が必要になった時に応じて助けてくれる人を募集していました。
どんな時も積極的に手が上がり必要以上の子どもが集まることも多くありました。
その活動を通して、子どもたちが学校生活を進めていくうえで、こういう仕事が必要なのか。
ということに気が付いていったのでしょう。
その様子を見て、そろそろ係活動を始めてもいい頃かなと判断しました。
係活動にすることで活動する機会が均等に与えられるようになる。
その仕事に責任を持って取り組めるというメリットがあります。
まずは、こちらからどんな係をして欲しいのかを提示するのではなく、どういう係があると学校生活をよりよく進められるかを子どもたちに考えてもらうことにしました。
学級会の時間に子どもたちに投げかけました。
「みんな、“かかり”って知っている?」
半分の子が分かり、半分の子は首をかしげてしまいました。
「“おとうばん”って言ったらわかる?」
みんなが分かってくれました。
さあ、学級会の始まりです。
どんな係が生まれるのでしょうか?
1年学級通信 「エンジン」より
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