2日目は礼拝を終えた後に講師の先生のお話と、6年生の発表がありました。
講師の先生は、日本ペップトーク普及協会認定講師の浜屋陽子先生です。「自分と向き合う心の平和」と題して、「ペップトーク」のお話をしてくださいました。
「ペップ」とは、自分や他者のモチベーションを高めるためのポジティブな言葉がけのこと。
ペップな会話...「ペップトーク」を通じて、自分も相手も心が平和になるようなコミュニケーションをとることができるよう、そのコツを教えていただきました。
●「ありがとう」は「最幸(さいこう)」な言葉!
●「カレーを思い浮かべないで!」と言われても脳は勝手にカレーを思い浮かべてしまう
● 緊張している時に、どんな言葉がけをしたら/されたら、やる気が上がるかな?
●「負けるな!」をペップに言い換えると??
子どもたちは浜屋先生のお話に耳を傾け、質問に元気よく考えて答えていました。
「ペップトーク」は子どもたち同士のコミュニケーションのみならず、大人から子供への声掛けにも重要で、大人にとっても学びが深い講演でした。
3・4時間目は、4~5年生を対象に「ペップトーク」の特別授業も行われました。
浜屋先生、ありがとうございました。
講演の後は、6年生の発表です。
毎年6年生は沖縄修学旅行で学んだことや考えたことを発表してくれるのですが、同じ発表は一つもなく、下級生に自分たちの目で見た沖縄のこと、平和のことを伝えたい、という想いを持って発表をしてくれています。
ひめゆり学徒隊のこと、当時戦争中に暮していた人々のこと、ガマのこと、米軍基地のこと、豊かな自然を守るには....
現地に行って目の当たりにしたことを伝える6年生の表情は、真剣そのものでした。
最後の6年生のメッセージをご紹介します。
「皆さんはどのようなことが平和だとおもいますか?
私は、笑いあったり、時には悲しんだり、みんなが幸せでいることが平和だと思います。
でも戦争中は、こんな事が出来なかった。
人間が人間らしくない。誰かが死ぬ。それが当たり前の事になっていたんです。
そんな世界でいいと思いますか? 私はダメだと思います。
この事をとおしてみんなで平和を繋いでいきませんか?
その心を持っていてほしいです。
それぞれにとっての平和をおたがいに理解し合いまたその平和を守り合う、
それこそが神様が私達に教えたかった平和かもしれません。」
会の終盤には「さんびの会」のみなさんから「HEIWAの鐘」の合唱をきかせていただきました。
私たちが平和を願うだけでなく、平和をつくりだしていく人として行動していく必要性を改めて感じる2日間となりました。ご来場いただきましてありがとうございました。