1年生にとって初めての【 お話会 】の授業がありました。
この【 お話会 】は何十年にもわたって平和学園小学校で継続してきている取り組みで、とても大切にしてきました。
平和学園小学校では毎学期学年順にお話会の先生に来ていただいてお話会をしています。
穏やかでありながら凛とした語り。
ペープサートを使ったお話。
絵本の読み聞かせ。
子どもたちは多彩なお話の世界にどんどんと引き込まれてしまいます。
毎回それぞれの学年に合わせて世界中のいろいろなお話が用意されていて、その日にどんな物語と出会えるのか予想がつきません。
子どもたちは楽しみにしていて思い思いに物語の世界に浸ります。
物語に呼応していろいろな形で出てくる子どもたちの言葉や反応。
これらを実に柔らかく穏やかに受け止めながらお話を語ってくださる姿があります。
先生について紹介させていただきます。先生は県立こども医療センターで長い間ボランティアをされてきたそうです。このセンターには、病気で図書館に行くことができない子どもたちのために児童書コーナー「池波文庫」が設置されていてその文庫の本を病室へ届けたり、ベッド脇で読み聞かせをしたりする活動をされてきました。40年位前から読み聞かせの活動を行っていましたが「なかなか外出できない子どもたちのために、日常と違う世界を体験させたい」ということで、この施設での活動をはじめられたそうです。
先生の子どもたちに対する受け答えや、あたたかな眼差しはこういったご活動の積み重ねの上にあります。このような素晴らしい方のお話をじかに聞くことのできる幸せを思います。
1年生にとって初めてのお話会でしたが、子どもたちはお話の主人公がピンチの時には目を見開いて反応を示したり、思わず笑ったり・・・とすっかり楽しんでいたようでした。
これから6年間続いていく様々な物語との出会い。大切にしていきたいです。