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れんらく帳

2024年3月19日

修了礼拝

2023年度の修了礼拝と修了式を行いました。

全員で主の祈りを唱えた後、校長先生からのお話がありました。

今日の聖書の個所は今年度の年間聖句でした。

『あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。 ペトロの手紙一4章10節』

《以下校長先生のお話(抜粋)》

「・・・『神さまのさまざまな恵みの善い管理者として』と今皆さんとお読みいたしました。管理者というのは『信頼して任せていただく』ということですから私たちは神さまから信頼されて預けられている神さまの宝物を守り生かしていく使命があります。

では、1年間の学校生活で校長先生が気になったことや皆さんの様子や喜びを分け合っていただいたことなどを少しお話ししようかなと思います。

校長先生は皆さんの学校生活を見ていて「あれ、あそこでなぜ泣いているんだろう」「なぜ悲しそうなのかな」「怒っているのかな」と心配することがありました。また、体中で喜びを表現している姿や、楽しくって楽しくってもうどうしようもない!笑いが止まらない!という姿が皆さんの中にありました。そして誰かに心をそっと寄せて寄り添う姿もあったり、小さなことに気づいて動く姿があったり、皆さんがどのような時にも必ず近くに友だちの心が働いていたなと思いました。

また、先生の大きな声ではなく、心の中でお話しする小さな声が皆さんの学校生活の中にも届いていたなと思いました。

2023年度 修了式 (3).JPG

このような皆さんの姿の中に神さまが共にいてくださっていると校長先生は感じました。その一つの姿を今日は皆さんに紹介したいなと思います。

それは5年生の授業の時間のことです。5年生は福祉の勉強をしていました。福祉の勉強といっても色々ありますね。その日はグレーニアホールに視覚障害の方、身体障害の方が来てくださってお話を聞くという授業でした。始まる前に目の見えない方の後ろで少しふざけてしまったお友だちがいました。クラスの仲間が小さな声で「それは失礼なことだよ...」と教えてくれました。教えてくれたお友だちは視覚障害の方とちょっとふざけてしまったお友だちの両方に寄り添ってくれていたと思います。言われた友だちもすぐに『いけなかった』と分かり、言ってくれたお友だちの気持ちと視覚障害の方の気持ちを受けとめていました。

その日のグレーニアでの福祉の時間は、5年生のクラスのみんなが神さまの言葉を受けとめて隣人と共に過ごしている善い時間になったように思いました。校長先生はその姿を見て『嬉しいな』と思いました。間違えてしまったり、いけないことをしている人を責めてしがいがちな私たちですが、「静かに気付かせてくれたこと」「自分のしたことにすぐに謝ることができたこと」神さまと共に歩むあなた方に校長先生はたくさんのことを教えてもらったこの一年間でした。5年生どうもありがとう。

このように皆さんの一年間は友だちと共に、先生と共に勉強をして目標に向かって自分たちに出来ることを、神さまから授かっている賜物を生かして互いに仕えている...そんな生活だったのではないでしょうか。皆さん、この一年間本当にありがとうございました。

少しの間学校がお休みになります。どうぞ皆さん元気で過ごしてください。そしてまた4月に会いましょう。

6年生が卒業してから毎日何人か来てくださって、みんなの様子を見たり、礼拝をともにまもってくださった姿も平和学園小学校の宝だなと思います。皆さんどうもありがとうございます。それでは一言お祈りいたします・・・」

全員で祈り、修了礼拝を終えました。