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れんらく帳

2023年12月19日

2学期終業

9月からの約4か月間。

夏から冬の季節をまでの長い月日も、過ぎてみるとあっという間の出来事のような期間でした。この間に子どもたちは様々な学校行事やそれぞれの学年の歩みを重ねてきました。

本日終業式を終えてひと区切りとなりました。

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校長先生のお話は以下の通りでした。

イザヤ書40章1節

【慰めよ、わたしの民を慰めよと あなたたちの神は言われる。】

『皆さん、おはようございます。冬休みに入る前の最後のお礼拝を静かに過ごしましょう。平和学園では先週4本目のろうそくに火が灯りイエスさまのお誕生を皆でお祝い致しました。教会では、今度の日曜日にクリスマス礼拝を行います。今日はイザヤ書40章1節をお読みいただきました。預言者イザヤは皆さんよく知っているでしょう。

【ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は『驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君』と唱えられる。】

聞いたことがありますね。平和学園小学校のページェントでは、このイザヤさんの預言から物語が始まります。とても大きな御言葉です。

さて、イザヤ書を読んでみると、神さまに背いている人間に神さまは「懲らしめよ」という関わりをします。どのようなことかというと、いま世界で起こっていることです。戦争のこと、地球環境のこと、貧困のことなど様々な問題があります。

特に戦争は旧約聖書の時代には多くあったでしょう。国と国が争います。人間はその争いで大切な命を失う大きさに気付いていないのではないか、と思ってしまいます。しかし、今日読んでいただいた40章からは「慰めよ」という御言葉で私たちに語り掛けてくださっています。希望を失うような問題、どうしたら良いか分からない問題は誰にも解決できません。イザヤさんのメッセージは、希望を失った人々に対して語られたのです。だからこそ、イザヤさんのメッセージに私たちは今、耳を傾けて、聞く時なのではないかと思います。

今日の御言葉を心に留めて、二学期最後の日、少し学校生活を振り返ってみましょう。皆さんの学校生活、二学期はどうでしたか。学校行事や毎日の勉強については、難しいと感じたり、分かったことがあると嬉しい気持ちになったり、先生から教えていただいて、勉強することの喜びが沢山あったでしょう。そして、大切な友だちとの関わりで学んだことも多かったのではないでしょうか。

校長先生には皆さんの学校生活に大きな責任があります。だから、泣いている人はいないか、困っている人はいないか、皆はどのように学校生活を送っているのか、じっとよく見て回っています。学校が嫌な場所になってしまうのは悲しいことです。だから皆さんと一緒に考えたいと思っています。

友だちと一緒に生きることってどういうことか分かる人いますか。

クラスで話し合ってみるといいですね。友だちに嫌なことをしてしまった、なんかイライラして友だちと喧嘩をしてしまったなんてことありますね。自分の気持ちを伝えたいけど伝えられないこともありますね。つい最近、校長先生にもありました。嫌だと言えなかったり、謝れなかったり。

その時にクリスマスメッセージと出会いました。

「神さまにとってできないことはありません。」

クリスマスの時このメッセージを2・3年生のページェントから受け取りました。私たちは神さまに信頼することで解決の道を見出すことができます。神さまを信じること信頼することを皆さんには心に留めてほしいと願っています。私たちの学校生活の中でも、命を失うことと同じくらいの悲しい気持ちの人がいるかもしれない。皆さんはもし、その人の涙を見た時には何て声を掛けますか。嫌がっている人にどのように関わりますか。自分の気持ちを相手の人にどのように伝えますか。分かってほしいばかりでは分かりません。自分の気持ちと相手の気持ちを話し、お互いに意見を聞き合うことが大切です。

もし、問題が起きたなら、神さまに信頼し、私たちはどんなに小さな問題でも私たちに与えられたこととしてしっかり取り組むこと、そこから平和をつくり出していくいくことを神さまから教えていただいているということ。クリスマスのこの時に、イザヤ書に書かれている神さまのメッセージを聞くことを大切にしていきましょう。

少しの間学校はお休みになります。また3学期、元気に会いましょう。』

終業礼拝後、児童会賞、生活賞の表彰が行われました。

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生活賞は子どもたちにとって特別な賞です。

歓声と拍手に包まれながらお友だちの素晴らしい部分がみんなに共有され、いつもながら素敵な時間となりました。よかったですね。

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保護者の皆様の様々なご理解とご協力によりこの2学期の期間をより良く過ごすことができましたことを心から感謝します。

お休みの間のご健康と安全とをお祈りしています。