駅に集合した6年生の子どもたちは目をキラキラさせて嬉しそうでした。
皆で祈り、出発しました。
初めての羽田空港。全てのものが目新しく感じた人もいました。
手荷物検査、搭乗手続き、離陸、機内飲食・・・どきどきも楽しさも仲間と分かち合う。
大人にとっては何でもないようなことの一つひとつが友だちと共に経験するからこそ、とても印象に残ったようです。
那覇空港についに到着しました。
追い風の関係で到着予定時刻よりも大幅に早く到着しました!
余裕をもってバスに乗り込むことができました。そして、バスガイドの棚原さんのお話を伺いながらひめゆりの塔へ向かいました。
ひめゆりの塔・ひめゆり祈念資料館を見学しました。
棚原さんのお話とともに、沖縄南部の最後の激戦地にて尊い命を失われた方々へ思いを馳せ、ともに祈りました。
ひめゆり祈念資料館内では展示されている様々な資料をそれぞれが真剣にみつめ、どのようなことがどういう経緯で起きたのか、どのような方々がどうして亡くなられたのかを知ろうとしていました。
また、戦禍をくぐり抜け生き残られたひめゆり学徒の方々が、戦後どのような苦しみを抱えられて生きてこられ、そしてどのような意志を持って後世に伝える活動をされてきたのかについて学びました。
平和講習会
長田 勝哉(ながた かつや)氏を講師にお招きして平和講習会を行いました。
長田氏は今年87歳になられたそうで77年前の沖縄戦当時は10歳でした。当時の日本の教育の実態や、子どもがどのように戦争に参加していったのか、実体験を元に貴重なお話をうかがうことができました。
お話の後の質問時間では、子どもたちから当時の様子についての質問(学校の友だちと一緒に避難できましたか?、ガマの中で死者はいましたか?等)があり、長田さんは言葉を選びながら小学生にもわかるように誠実にお話ししてくださいました。
長田さんは「・・・生活のすべてが奪われた。戦争を起こすのも人間。やめることができるのも人間。皆さん(小学生)の学習が一番いい・・・。学習を積み重ねていって平和の尊さが伝えられるようになってほしい」という言葉でお話を締めくくられました。
子どもたちは本当に一言一句を聞き逃さぬようにメモをとりながら真剣に講習会に参加していました。
夜の礼拝で共に祈り、修学旅行1日目は無事に終了しました。