今回は11月下旬に配布された学級通信を掲載します。
クリスマス礼拝を目前に控え、
【3年生が辿ってきた準備の過程】や、【担任が子どもたちと育んできた関係性】
また、【子どもたちがページェントへ臨む姿勢】の一端をお伝えすることができたらと考えたからです。
以下、学級通信の文章です。
『衣装を着てみました!
先日、ページェントの衣装を着てみました。役ごとに舞台の上に上がり、体の大きさ、背の高さに合わせて、衣装を決めました。
自分が呼ばれるのをウズウズしながら待っている姿がとってもかわいかったですね。衣装を着てみるとほぼ変更なしでいけそうでした。数名、丈の長さを調整する必要がありましたが、おおむね良好。今年もかわいい舞台役者がそろいました。
配役発表の際、一人ひとりに伝えたメッセージがありました。ここで紹介します。この言葉は、今から16年前にこの小学校に講師で来られ、聖書を教えてくださっていた鈴木泉先生がその時の3年生に送った言葉です。
実はその時も私が3年担任でした。前任の聖書科の先生が退職されたばかりの年で、それまでは聖書の和田先生、担任、鶴丸先生の3人でページェントを作り上げてきました。しかし、和田先生が退職されてしまい、聖書科がいない中でどうやってページェントを作り上げていけばいいのか悩んでいるときに助けてくれたのが、鈴木先生でした。ページェントの終盤に祈り会を開いて下さり、ページェントのためにみんなで祈り、その際に、一人ひとりに話してくださった言葉が、下記のメッセージでした。その会は本当に素晴らしい時でした。その素晴らしい時間を続けていきたいと思い、新しいメッセ―ジャーにこの言葉を伝えています。歴代の先輩達はみな、3年生の時にこの言葉を聞き、ページェントに臨んだのです。今年は「このクラスの3年生」が用いられる番です。
誇りを胸に、平和を心に、祈りを持ってメッセンジャーとなってください。・・・
(メッセージは、それぞれの役を担っている3年生一人ひとりに贈られたものなので、ここ(HP)では掲載しません)
・・・これを毎年なぜか私が読んで伝えています。担任でなくても私が読んでいるのですが、この言葉を聞いている子どもたちの表情が実にいいんです。真剣そのもの。その目がいい。毎年の楽しみの一つとなっています。
話し終わった後、この自分にプレゼントされた言葉はもらえるんですか?と聞きに来た人がいました。うれしかったですね。それだけ心に届いたのだろうと思いました。ぜひこの言葉を大切に、最後までメッセンジャーとして走り切ってほしいです。』
3年学級通信『 根 』より