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れんらく帳

2021年11月22日

第一アドヴェント ~人をおもう~

キリスト教学校では12月にクリスマス礼拝を行います。

旧約聖書の時代から数々の預言者によってその誕生を告げられてきたイエスさま。

『救い主がお生まれになる』と信じ、苦しい時代を何世代にも渡って語り継ぎ待ち続けた人々の歴史。

クリスマス礼拝はイエスさまがこの世にお生まれになった意味をあらためて考え、共に喜び感謝して、自分自身もまた新たに歩みはじめるという大切な意味があります。

クリスマス礼拝のひと月前から『アドヴェント』期間に入ります。毎日の礼拝や生活を通して自分自身を見つめ、その日に備えていきます。また、救い主のお誕生を待ち続けた人々におもいを寄せながらクリスマスを待つという意味もあります。

平和学園では第一アドヴェント(一週目)を迎え、アドヴェントクランツの一本目に灯がともりました。(クリスマス礼拝の時に最後の四本目のろうそくに灯がともります。)

礼拝はハンドベルクラブの子どもたちによる奏楽から始まりました。とても一生懸命に素敵な音を奏でてくれました。この日のために何度も練習を重ねてきたそうです。

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お話しは児玉慈子先生でした。先生は小学校で低学年の聖書の授業を受け持ってくださっています。内容は収穫感謝の日(サンクス ギビングデイ)についてでした。英国からメイフラワー号という船に乗りアメリカ大陸へ渡った人々が病気や食糧不足で苦しんでいると、アメリカ大陸の先住民族が様々な形でその人々を助け、そのおかげで生きのびることができたということがこの日の起源ということをわかりやすくお話ししてくださいました。

『神さまからいただいた豊かな恵みに感謝する』だけでなく、

自分たちは美味しいものをたくさん食べられているかもしれないけれども、『食べることができない人がいるかもしれない、そういう人たちのことを考えてみる、人のことをおもって想像してみる・・・本当は収穫感謝の日はそういう日です。』と話してくださいました。

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先々週に収穫感謝礼拝を行いましたが、また新たに『人のことをおもう』大切さを礼拝を通して教えられたように思います。

アドヴェントのはじめにこのような考える機会を与えられ、感謝しました。