2年ぶりに子どもたちの発表形式の『平和をともに』を行うことができました。
(昨年はSDGsについて学ぶ講演会を行いました。)
この学校行事は平和学園小学校でとても大切にしてきている行事のひとつで、
いわば私たちの学校生活の根の部分にあたると言っても過言ではありません。
それは紛争や弾圧・国家間の利権争いが絶えない人間社会にあって、私たちがどのように生きていったらよいのか子どもも大人も共に考え、受けとめ合い、共に祈り、模索していく行事だからです。何が正解なのかはわかりません。
しかし共に平和について思いを巡らせ伝え合い行動する(行事をつくり上げていく)一つひとつの積み重ねが、きっとより良い未来を共に創造しながら生きていく原動力となると信じ取り組み続けています。
1日目は5年生による司会進行から始まりました。
5年生は来年最高学年になるということを見据え、児童委員会活動や行事において下支えの経験を積み重ねています。
『他学年がよりよく動けるように何をしたらよいのか』
『自分たちに何ができるのか』。
周りのために地道な準備をしてきました。
全体の司会進行の台本づくりと役割分担。
礼拝司会、奏楽曲選び、そしてお話の内容相談。
また、他学年の発表に合わせた司会練習やプログラムのデザイン考案・印刷。
会場プログラム・めくり製作、そして本番を想定した練習・・・。
5年生としての教科学習と並行してこれらの準備をしていくのは並大抵の事ではありません。しかし子どもたちは知恵を出し合い、協力して取り組んできました。
6年生も下級生もそのような5年生の一生懸命な姿を肌で感じ取っていました。
平和学園小学校の5年生はこのような経験をしながら他者のために自ら動いていくことを共に学んでいきます。
2学期が始まってから5年生がこの2日間のために費やした時間と労力は、彼らの今後の学校生活・その後に辿る道の中で生きる原動力につながっていくと信じています。