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れんらく帳

2020年9月18日

平和をともにを終えて③

②の続きです、お読みください。

それでも賀川先生は、僕たちに「雑巾になりなさい。」とおっしゃいます。それも、「世の中」のです。世の中とはいったい何でしょう。僕たちは、僕たちが住んでいるこの世界、この地球だと思いました。それでは、雑巾が必要なこの世界の汚れとは何でしょう。僕たちは、世の中の問題や悪いこと、不公平、不条理だと思いました。具体的には、いじめだったり、パワハラだったり、ぎゃくたいだったり、差別だったり、人間がおかしてしまう罪、人が人を傷つけてしまうことだと考えました。人だけではありません。環境問題もそうです。それをきれいにするための雑巾。「あなたが雑巾になって、この世の中の問題をきれいにしなさい。世の中の役に立ちなさい。」というのが、賀川先生のメッセージだと思いました。

 雑巾は、自分はしぼられ、何かをきれいにすることで、自分は汚れていきます。これは、賀川先生みたいだと思いました。賀川先生は自分が大変なめにあっても、世の中の役に立つように働き続けました。自分のお金を貧しい人のためにも使いました。色々な反対にあって、警察につかまったり大変でした。それでも、ずっと活動し続けたのは、賀川先生自身が「世の中の雑巾になれ」をモットーにしていたからだと思います。そして、それができたのは、神様のために働かれたから、神様にしたがった歩みだったからだと思いました。自分は汚れても、周りをきれいにしたい賀川先生は、本当に心の清い人だと思いました。心の清い賀川先生は、今日の聖書にあるように、神様を見て、平和をつくりだしていったのだと思います。

 そんな賀川先生が作ってくれた平和学園で学べて、僕たちは幸せです。この仲間たちに出会う場所を作ってくれた賀川先生に感謝します。賀川先生のメッセージを受け取った僕たちは、難しいけれど賀川先生のように世の中の汚いところやいやなところにも自分から進み、解決するためにがんばっていきたいです。賀川先生のように大きいことはできないかもしれません。ですが、僕たちも平和を伝えたい、平和をつくりだす人になりたい、平和を願って生きていきたいと思いました。まずはその第一歩として、僕たちも「世の中の雑巾になれ」をモットーに学校生活を送っていきたいです。

                                     

子どもたちの思いは伝わったでしょうか、この平和の種をみんなで育んでいきたいと思います。