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れんらく帳

2018年9月26日

平和をともに 2日目

1~4年生が各々考えた「平和」のこと。

自分たちの生活の中から見つけ出してきた「平和」についての発表が中心でした。

2日目は、5年生の礼拝のお話。6年生の修学旅行を通じて考えた「平和のメッセージ」の発表が中心となります。

 

2日目も初日同様に会の運営は5年生が中心となって行ってくれています。

司会進行。


平和をともに2日目 (1).jpgはじめのことば。平和をともに2日目 (2).jpg礼拝のメッセージ。

1人の子が代表でお話をしてくれます。

ただ、内容は5年生みんなで考えました。

夏休みの間から少しずつ考え始め、当日に至りました。

テーマは「平和を作り出した人」。

本校の創立者である賀川豊彦先生のこと、野口英世のことを例としてあげてどの学齢の子にも、私たち大人にも分かりやすいお話でした。淡々と、はっきりと語られるお話は心に響くものでした。

チャップリンのこと、ナイチンゲールのこと、スティーブジョブズのこと、「君たちはどう生きるか」のコペルくんのこと。伝記で見たことのある偉人、現代を生きた著名人。それぞれの人物から5年生が学び取ってきたことがお話の中に表れていました。

平和は作り出せるものか、そうではないものか。

考えれば考えるほど、難しい課題に真摯に向き合った5年生はこの日で終わることなく「平和」について考え続けていくことになります。


平和をともに2日目 (3).jpg平和さんびの会のお母さま方の賛美。
平和をともに2日目 (4).jpg6年生からの「平和メッセージ」

平和をともに2日目 (5).jpg沖縄修学旅行で見聞きしてきたことをもとに、考えられたメッセージを淡々と伝えてくれます。

沖縄で感じた戦争の恐ろしさ、怖さ、生々しさ。

「行ってみなければわからないことが、たくさんある。是非、1~5年生も自分の目で見てきて欲しい。そして学んでほしい。」

話し始めたところから平和のバトンを下級生たちに引き継いでいくのだという思いの感じられる発表でした。

平和をともに2日目 (6).jpg1年生や2年生といった小さな学年の子どもたちが必要以上に恐怖心を抱かないようにと選ばれた言葉は、日々の関り同様に彼らが下級生を思う気持ちであふれていました。平和と向き合うにあたって、”平和でないこと”と向き合いざるを得ません。そこにある厳しさや、怖さを受け止めたうえで噛み砕いて説明をする作業もまた6年生にとって平和を学び深めていくうえで必要だったのでしょう。

1~5年生の間に聞いてきた歴代の6年生の「平和のメッセージ」があって、このときがあります。受け継いできた「平和のバトン」の重さを分かっているからこその発表でした。子どもたちも、私たち大人も、新たに重さの加わったバトンを受け継ぎ身が引き締まる思いです。

平和をともに2日目 (7).jpg5年生の終わりの言葉を持って今年度の「平和をともに」が終わりました。

平和を求める私たちにとってとても大きな行事のひとつを経て、子どもたちが成長していきます。

「平和をつくりだす人たちは幸いである(マタイ5:9)」

聖書、祈りがある生活の中で平和が生まれ広がっていくことを祈ります。


平和をともに2日目 (8).jpg