朝の礼拝を終え、報告事項を伝達する時間。
教頭先生が、子どもたちの前にやってきます。
全校児童の数名の心が高まります。
「9月ですね。どうして私が前に来たでしょう?」
言わずもがな。子どもたちは、その理由を分かっています。
教頭先生が前に出てきて「〇月ですね・・・」とか「〇月も、もう半分すぎましたね・・・」
とお話しするときに何が行われるかということを。
すかさず子どもたちから答えが返ってきます。
「誕生日カードの日!」
そう、月に1度の誕生日カードの日です。
担任の先生が、それぞれデザインしメッセージを書いています。
子どもたちも、どんなカードがもらえるのか毎年楽しみにしているようです。
もらったカードは聖書に挟まれていたり、おうちに大切に保管してあったりと様々です。
時折、誕生月からだいぶたってから聖書から取り出して読んでいる子を見かけます。
何年か前のカードを眺めている子もいます。
一人ひとりの子どもにとって大切な誕生日カードになっています。
誕生日カードを受け取った後は、みんなで誕生日をお祝いする賛美歌を歌います。
そして、校長先生がお祈りをしてくださいます。
神さま。友だち。先生。学校中からお祝いされる瞬間です。
ひとつ大きくなっていくときが、こんなに豊かな時間であるのも平和学園小学校ならではです。