平和学園小学校ではクリスマス礼拝の中で代々3年生が担ってきている大切な役目があります。
『クリスマスページェント』です。
今をさかのぼること2000余年。イエスさまがこの世にお生まれになった出来事を伝える・・・御降誕の様子を美しい調べとともに心を込めた歌声で伝えていきます。
3年生の子どもたちは2学期の始めからクリスマスへ向けて準備を積み重ねてきています。実は彼らの心の準備は1年生の時から始まっています。自分の先輩たちが舞台の上でクリスマスメッセンジャーとして歌い伝える姿を心に焼き付けてきているからです。
イエスさまの誕生のはるか昔に、その出来事を世に伝えた預言者イザヤ。
マリアに受胎を告げる大天使ガブリエル。
イエスさまの両親であるヨセフとマリア。
野営をする羊飼いに誕生の知らせを告げる天使たち。
はるか東の国からイエスをたずねて旅をしてきた異国の博士たち。
『自分が3年生になったらどの役をすることになるのだろう・・・。』
『あの役になってみたいな・・・。』
そんな思いを胸に秘めながら3年生へと進級していきます。
そして、いよいよ9月から本格的にページェントへ向けての練習が始まりました。
はじめはなかなか声が出なかったり、音程がとりづらかったりと、苦労する様子も見受けられました。
しかし、オーディションを行って配役が決まり、練習を重ねるごとに歌声そして気持ちの定まりが立ち居振る舞いに表れてきました。
アドヴェントを迎えてクリスマスが近付いてくるのを実感したこともあるのでしょう。
残された日々を使命感をもって取り組み、メッセンジャーとしての大切な役割を果たしてくれることを心から願い、祈っています。