1日目のプログラム 『礼拝』/『平和の発表』
5年生による礼拝から始まりました。
5年生が選んだ聖書の箇所は「テトスへの手紙3章7~8節」でした。
『こうしてわたしたちは、キリストの恵みによって義とされ、希望どおり永遠の命を受け継ぐ者とされたのです。この言葉は真実です。あなたがこれらのことを力強く主張するように、私は望みます。そうすれば、神を信じるようになった人々が、良い行いに励もうと心がけるようになります。これらは良いことであり、人々に有益です。』
5年生の総意の元、代表者が礼拝でのお話をしました。
題は「受け継ぐバトン」。
この夏休みに賀川豊彦先生の「死線を越えて」を読み、また賀川先生のはたらきと生き方とを学ぶ中で5年生が考えたことや平和へのおもい、そして心に宿した志を語ってくれました。
平和の発表
1年生 『手話さんびメドレー』
1人ずつの平和への思いをつないで伝えてくれた後、手話による平和賛美をしてくれました。
賛美歌は『キリストのへいわ』『みんなで平和を』『神さまがつくられた』でした。身体をいっぱい使って一生懸命に伝えてくれました。
2年生 『みんなの平和ってなんだろう?』
2年生の考える『平和』。
『きれいな水があること』『あらそいのないせかい』『食べものを食べることができること』『光があること』『家族といっしょにいられること』『みんなで楽しくあそべること』『すむ家があること』『おいしいごはんを作ってくれる人がいること』『家ぞくが平和にすごせること』『学校に行けること』『楽しくあそべること』
一人ひとり自分がそう考えた理由とその平和のために自分はどんなことをしていきたいのかについてそれぞれの言葉で伝えてくれました。
そして賛美歌『シャローム』(事前収録)を歌声を伝えてくれました。
3年生 『「ちがう」ということ』
テーマは多様性。
各自が読んできた本と金子みすゞさんの詩から考えたことを発表してくれました。
『わたしの妹は耳がきこえません』『たいせつなきみ』『ぎざ耳うさぎ』『よいみみのこうま』『いろいろいろんな家族のほん』『せかいのひとびと』『みえるとかみえないとか』『キング牧師の力強いことば』
これらの本から3年生は「肌の色・障害の有無・ものの見方・考え方・人に対しての良し悪し」などの【ちがい】について考え、みんなちがうことやちがいのよいところを学んだそうです。
みんなちがうところがおもしろく、特徴や性格があっていいことであり、またちがう気持ちや同じ気持ちがあっていいという思いを伝えてくれました。
一人ひとりに美しいものがあり、みんな価値がある・・・
『これはセロテープの台ですが、片方のこれだけでは意味がないけれど、これとくっつくことで意味があるものになる。だからちがいがある人と一緒に居るところに意味があって、価値があることだと思います。』
みんなちがってみんないい。みんなちがって、価値がある。
これを忘れずに平和をたくさんつくりたいと伝えてくれました。
4年生 『平和への道』
『平和。それはだれもが願うこと。戦争。それは、平和を願う人々にふりかかってくる人の欲や、また違う平和による気持ちの攻撃。私はそう思います。4年生はクラスみんなで、過去に起こった戦争から平和について考え、そのためにそれぞれ何ができるのかを考えました。』
・・・このように始まった4年生の発表は、それぞれが考え書き綴った作文の中から代表者が読み上げて平和への思いを伝えてくれました。
4年生らしいとてもまっすぐな思いがこもっていてそれをここで伝えきれないのが残念なのですが、会場のみなさんに届いたことと思います。
また、最後に発表者以外の人たちも自分の大切な思いをまとめて会場へ届けてくれました。
どの学年も真剣に自分の身のまわりの物事と向き合い、平和について考え、これからのことについても思いを強くしたということが伝わってきました。
例年は2日目に6年生による『沖縄修学旅行で学んだことについての平和の発表』を行ってきましたが、今年度は修学旅行の延期にともない6年生の発表は延期となりました。
6年生は後輩たちの発表を一生懸命に受けとめていました。後日(未定)の6年生からの平和の発表は楽しみに待ちたいと思います。