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れんらく帳

2021年5月11日

隣人を覚える礼拝 ~いのりをともに~

5月11日、隣人を覚える礼拝を行いました。この日は週に一度の教室礼拝の日だったので各教室にて礼拝をまもりました。

平和学園小学校では東日本大震災の起きた2011年より、毎月11日に児童・教職員共に祈りを捧げ、わたしたちにできることは何かを考え、行動してこようとしてきました。また、それぞれのご家庭においても祈ってくださってきました。

昨年度、それまでこの礼拝の終わりに祈ってきた『東日本大震災を覚える祈り』を児童の奉仕委員会が中心となり『隣人を覚える祈り』として一から考え直し、再編しました。

これは、震災以来10年の節目を迎えたこと、そして毎年様々な自然災害や心痛める出来事が起きてきたこともあり、今を生きる者の一人として共に祈ろうという思いから子どもたちが新たに意見を出し合い、まとめたものです。

5月11日のこの日も、礼拝の最後にこの『隣人を覚える祈り』を読み、日常生活の中で隣人と共に平和をつくり出すことを心から求め、願い、祈りました。

祈りの全文ままに掲載します。(なお、この祈りは交読形式で読み合っています。)

隣人を覚える祈り 詩編46編2節、詩編34編15節に寄せて~HEIWAの子とともに~

天におられる父なる神さま、私たちの祈りをお聞きください。

神さまは私たちのさけどころ、私たちの砦です。

苦難のとき、必ずそこにいて、助けてくださいます。

あなたが愛しておられる私たちの隣人のために祈らせてください。

神さま、日本では自然災害が多く発生し、家や家族を失ってしまった人たちが  います。

どうぞ、その人たちが一日もはやくもとの生活にもどれるように勇気づけ励ましてください。

神さま、今、日本だけではなく世界中で新型コロナウィルスが流行しています。

新型コロナウィルスに感染して苦しんでいる人やつらい思いをしている人たちがたくさんいます。

多くの人が命を落とし、そして多くの家族が悲しんでします。

どうぞ、悲しみの中にある人たちに癒しと慰めを与えてください。

また、新型コロナウィルスに立ち向かっている、病院の先生たち、看護師さんたちを守ってください。

平和学園小学校に通う子どもたち、先生たち、その家族をコロナウィルスから守ってください。

神さま、私たちのまわりの友だちのために祈らせてください。

勉強や友だちのことで心配や悩みを心に抱えている人がいます。

あなたの愛に押し出されて、その友だちの隣人になれますように。

正しいことを行う勇気と平和を考え求め続ける力を与えてください。

神さま、平和学園小学校で毎日学べることに感謝します。

平和の子どもとして、私たちが善きサマリア人になれますように。

平和をつくり出すために、私たちに何ができるのかを知る知恵と、おこなうための力を与えてください。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によっておささげいたします。

                              アーメン

              2021年1月14日 平和学園小学校 奉仕委員会