とうとう行程の半分を終え、3日目となりました。あっという間に終わりがみえてきてしまいました。

けれど今日はスキー教室最大のイベントとも言える「スキー競技会」がありました。午後のプログラムではありながらも、午前中のレッスンで少し練習して慣れて、午後に備えます。ですから今日は何となくみんな朝からソワソワしていました。6年生の中には、昨年の雪辱をはらすために、満身創痍でこの時を迎えた人もいます。それくらい真剣勝負なのです。

この競技会は、滅多に体験できるものではありません。スキー学校の校長先生も、今度新潟で行われるワールドカップと同じポールを使って滑るなんて、すごいことだと教えてくださいました。

ルールも競技スキーさながら、厳しく決められています。でも2日前に初めてスキーに触れた人も参加するのが、平和学園小学校流です。速さは競いますが、これまでに学び、感じ、得てきたことをこの場で出せるようにするというのも、目的の一つです。

毎年言えることですが、本当に子どもの持っている力はすごい！　初心者の子ども達も上級の子ども達も、17本のポールを上手にコントロールして滑り、全員しっかり記録を残すことができました。

夜にはすぐに表彰式があります。最初に6年生が音頭をとって、無事に競技会が終わったことを乾杯し、暫く歓談の後、表彰をしました。昨年からの想いがあった人は、この前にあった夕食ですっかり食欲が落ちてしまうほど緊張してこの時を待っていたようです...念願の金メダルでした。みんなで喜びました。

今日もまた、元気が出るお食事をビックリするほどいただいて、明日の最終日を迎えます。