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れんらく帳

2019年3月11日

隣人を覚える礼拝

東日本大震災から8年を迎えた今日、平和学園小学校では、隣人を覚える礼拝を守りました。毎月11日に行われている「隣人を覚える礼拝」、以前は「震災を覚える礼拝」でした。東北だけでなく熊本、北海道などで大きな地震が起きました。西日本や九州地方でも豪雨による洪水被害。祈り、気にかけ、支援していかねばと思わされる災害が続けざまに日本を襲いました。その中で、東北に限らず困っている人のことを思い、祈っていこうと「隣人を覚える礼拝」とその名を変更しました。

今回は、6年生の子どもたちがお話しをしてくれました。

先日、社会科見学でユニセフハウスを訪れた6年生が「貧しい国の子どもたち」が抱えている問題について話してくれました。

「5歳まで生きられない子どもたち」

5歳になるまでに亡くなってしまう子どもが560万人もいるということ。

6秒に1人の子どもの命が失われてしまっちるという事実に耳を疑いたくなりました。

貧困の問題、水の問題、病気の問題があげられていました。

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「学校に行けない子どもたちの話・戦争や災害にまきこまれる子どもたち」

学校に行けていない子どもはユニセフの調査によると1億2300万人といわれています。日本の人口と同じくらいの人数が学校に行けていないという事実に驚かされました。その原因としても貧困の問題、水の問題が絡んできます。各国の情勢によっては戦争も要因となっています。兵士として戦場に駆り出される子どももいるとのことです。また女子教育の重要性が十分に理解されていない国があるということもひとつの大きな要因です。

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戦争に巻き込まれる子どもというのは、間接的な被害というよりも当事者として用いられてしまうという恐ろしい話です。拉致されて無理やり兵士にされてしまう。貧しさから親が子どもを売ってしまう。生きるために自ら兵士になることもあるそうです。なぜ、小さな子どもが兵士として受け入れられるのでしょう?それは、子どもは大人の言いなりになるからだそうです。兵士としてとどまらせるために麻薬を使用することもあるのだそうです。

「私たちにできること」

ユニセフでは途上国等に行っているような長期的な支援。他にも東日本大震災の際に日本も受けたような短期的で集中的な支援の二つがあるようです。そのような活動が途切れることなく続けていかれるように募金をすることももちろん大切でしょう。

またキリスト教学校に通う私たちには、貧しい子どもたちの心によりそって、イエス様にお祈りすることもできるのではないでしょうか。

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卒論とは、また異なる視点。

平和学園で学んできたからこそ感じることのできる「平和」の大切さ。

そのことについて十分理解している6年生の発表は私たちの心にしっかり響きました。

最後に賛美の会のおうちの方々が「球根の中には」を賛美してくださいました。

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