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れんらく帳

2019年3月 5日

昔のくらしたんけんたい

3学期の社会では、"昔のくらし探検隊"と称し、"昔"(といっても主に戦前・戦後を含めた昭和。昭和生まれの私は、自分の時代がもう昔になるのかとショックなのですが・・・。)のことを学習しています。これまで昔のものを調べたり、おうちの人に子どもの頃のことをインタビューしたり(ご協力ありがとうございました!)、文化資料館を見学したりしてきました。昔の暮らしに興味を持ち始めた子ども達、今度は"昔"を体験してみようということで、インタビューで知ったゴムだんや三角ベース、缶けりなどの昔遊びをみんなで楽しんでみました。

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そこでさらに、暮らしの観点から火おこし体験をしてみることにしました。幸い担任の土屋先生はキャンプ名人、火おこしは得意中の得意です。そこで土屋先生にお願いして、七輪で火おこしをしてもらうことにしました。まずはマッチの使い方を教えてもらって、一人ひとり自分で火をつけてみました。子ども達にとってはドキドキの初体験でしたが、みんな上手に火をつけることができました。マッチの火から新聞紙へ、新聞紙から薪へ、薪から炭へとじわじわと火が移り、その煙たさを感じ、空気を送ると炎が大きくなることを目の前で見て、存分に火おこしを味わいました。そんな過程を経てせっかくおこした火、それだけではもったいないということで、ここからは秘密のお楽しみ!マシュマロ、干し芋、おもちを焼きました。マシュマロの焼き加減を調節する楽しさを味わい、焼いて甘さが増した干し芋に顔をほころばせ、おもちがぷくっと膨らむと歓声が上がりました。子ども達の中には初めて口にしたものもあるようでしたが、目の前で焼かれたもののおいしいこと!心もお腹もじんわり満たされる幸せなひとときとなりました。

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現在は電気やガスなどスイッチ一つで火が出る暮らしが当たり前となり便利になりましたが、おいしい火おこし体験をして、子ども達は火をおこすことの大変さとともに、だからこそおいしく感じること、みんなで一緒にできたてを味わう喜びも感じられたようです。

昔の暮らし体験、色々な発見がありますね。ご家庭でできることがありましたら、ぜひご一緒にチャレンジしていただけると嬉しいです。

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3年生学級だより「キッチン」より

*(今回は学級担任ではなく社会の授業担当者の文章を掲載しています)