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れんらく帳

子どもたちが、まんなかにいるからこそ

2018年4月23日学校生活

DSC01568.JPG平和学園小学校では毎学期、児童会の役員が話し合い、児童会目標というものを決めています。

教師主導で考えた訳ではない、この目標には子どもたちの”いま”と”ゆめ”が多く反映されます。

今学期の児童会目標は「鳥を観察しよう」です。

 

鳥を観察?

 

びっくりしてしまいますよね。学校で掲げられる目標と言えば・・・。

「友だちと仲良くしよう!」とか「みんなで力をあわせよう!」といったものを思い浮かべますね。

 

なぜ、今回の目標が「鳥を観察」になったのでしょう。

この目標は、現児童会役員である、ひとりの男の子の公約が基になっています。

みんなで鳥に親しもう。バードウォッチングをしよう。そんな投げかけをし、当選した彼の思いがここに表れているのです。

 

「鳥の声を聞く」「鳥の名前を覚える」「自然教室(宿泊行事)でバードウォッチングに参加する」

という一つひとつの目標も素敵ですね。日ごろ、せわしなく生活している中で忘れがちな

自然や生きものとの関わりを大切にすること。

それを意識することが結果的に、学校行事に積極的に参加することにつながる。

私たち、大人が見落としてしまったことを子どもたちが拾い上げてくれたような児童会目標です。

 

子どもが、真ん中にいる中でしか生まれてこない平和らしい児童会目標ですね。

今年度の児童会役員5名のうち3名が具体的に叶えたい夢を公約をに掲げて当選しています。

残り2名も学校を盛り上げていきたい。

学校の代表として児童みんなを支えたいという意志を持っています。

今後、彼らの夢が形になっていく瞬間を目にすることができるかもしれません。

また、それを支えようとする縁の下の力持ちとして献身的に働こうとする子どもの姿も見られる

かもしれません。

 

楽しみです。

 

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