たくさん釣れました!
海の学習で5・6年生は船釣り体験をしました。
当初の予定は7月はじめでしたが、台風8号の影響で波も高く、子どもたちの安全を考えて今日に延期になっていました。
今日の天気は最高の釣り日和。カンカン照りでもなく、風が強く吹くわけでもなく、子どもたちには釣りのしやすい一日でした。
5年生と6年生と別々の船に乗り出航です。
事前学習をきちんとしていたので、リールの使い方、餌のつけ方はわかっていました。
しかし、実際生きている餌を付けるのは初めて。
ジャリメを見て、はじめはキャーキャー言っていましたが、最後は何も言わずに掴んでしっかり餌をつけていました。
がんばりました。すごい!
釣果のほうは・・・。
釣り始めてからすぐにヒイラギがつれました。ヒイラギはリリースすることになっていたので、釣れても海に返しました。
その後、キスが釣れはじめます。
子どもたちもアタリの感触をつかんだようす。
釣れた子からは「なんか、わかったような気がする!」と弾んだ声が。
まわりの友だちも釣れ始めます。
しかし、このあたりからトラブル発生。
一番心配していた「おまつり」です。
6年生の船では隣の人と、またその隣の人と3人で絡まったり、船の反対側の人と絡まったりと大変でした。
あっちとこっちと「おまつり」騒ぎ!
その中でも、キスを釣る人が増え少しずつクーラーボックスのキスの数が増えます。
「○○ちゃん、釣れた~」
「おお!きた!きた~!」
「シロギスだ~!」
「イワシだ!」
「サバだ!」
「コチだ!」
「サメだ!」
「ヒトデだ!」
嬉しく、楽しい声が船に響きます。
おまつりで気落ちした子もちょっと酔い始めた子もその声に力をもらい、時間の限り糸を垂らしました。
たくさん釣れた人、楽しかったでしょう。釣りって面白いですね。
残念ながらキスは釣れなかった人、悔しかったですね。おうちの人に頼んでリベンジしましょう。
「それでは終わります」との船頭さんの声に最後の一投をした男の子。
すると
「きた!」
最後の一投で見事にキスを釣り上げました。すごいな~。
学校に帰ってから釣った魚の調理です。
「命」をいただくということがどのようなことか、みんなで勉強です。
キスを三枚におろします。大野先生からレクチャーを受け、実際にやってみます。
はじめは内蔵を触れません。頭も落とせません。
でも命をいただくとはこういうことです。
悪戦苦闘しながらも、覚悟を決め、さばきます。
ちょっとコツをつかむと包丁さばきも手つきもぐんと良くなります。
見事に三枚におろしました。
骨の一枚は、油で揚げパリパリになって子どもたちの前に並びました。
せっかく釣った魚です。残さず、無駄なくいただきます。
お母さん達のご協力で、キスたちは美味しい天ぷらになりました。
野菜の天ぷらとキスの天ぷら。
お昼をだいぶ過ぎていたのでみんなお腹ペッコペコ。
命に感謝して、神様に感謝しておいしく、お腹いっぱいになるまでいただきました。
釣りのサポートに入って下さったおうちの方、天ぷら班で準備してくださったお母様方、船宿の方々ありがとうございました。
子どもたち、とっても豊かな海の学習、命の学習ができました。
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