平和学園があって、良かった!
4月27日は創立記念日です。平和学園は創立68年です。
今日の創立記念礼拝には同窓生で、同窓会の副会長をされている神尾さんに、ご自身が平和学園小学校に通っていた時の思い出をお話していただきました。
公立の小学校から転校してきたこと、
転校してきて、思う存分好きなことをして遊べたことがとても嬉しかったこと、
好き勝手なことをして先生に叱られ、机ごと廊下に出されてしまったこと、
大きな怪我をしてしまったこと、
たくさんの大切な友だちと出会えたこと、
選択音楽でトランペットに出会い、自信を持てたこと、
スキー教室でスキーができるようになり、その後スキーを通じて奥様に出会われたこと、
そして、聖書に出会い、卒業後、大変なときに支えてもらったこと、
など、ご自身が小学生の時に感じていた気持ちを重ね合わせてお話してくださったので、子どもたちにはとてもわかりやすいお話でした。
怪我をしてしまった話では大きな事故だったので笑えるような話ではないのだけれど、怪我をしたエピソードが漫画のような話で思わず笑いがこぼれていました。また遊び方も今の子たちと変わらず、野球をしたり、木に登ったりと神尾さんがどのような平和の子だったのかすぐに想像できるぐらい、在校生の姿と重なり合います。
平和の子はいつの時代ものびのび元気で自由でそして豊かなのですね。
そして最後に聖書の言葉に支えられたことを静かにお話してくださいました。
「わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。」
ローマ5:3~4
この聖句を紹介してくださいました。在校しているときは「聖書の言葉はよくわからなかったし、先生の話が早く終わればいいな」と思ったそうです。けれど、卒業したあと、教科書は全部捨てたけれども、聖書は捨てられず、いつも手元にあったそうです。そして悩んだときに聖書の言葉に励まされ、力をもらったそうです。
「何か困ったこと、大変なことがあったら魔法のランプのように聖書をさすって、開いてみてください。考え方が変わったり、どうしたらよいかわかったりするはずです。」
と子どもたちに語っていただきました。さっそく一年生は聖書をさすっていたようですよ。
そして最後に
「平和学園があって、良かった。平和学園があったから、友だち、楽器、スキー、聖書に出会えた。だから平和学園があって良かった。68年前に生まれてくれて良かった。」
と締めくくってくださいました。
在校生一人ひとりも将来、神尾さんのように
「平和学園があって、良かった!」
と思うに違いありません。
神尾さんが在学していた時も、そして今も、この平和学園が大切にしているものが変わらずにしっかりと流れているんだなと感じることのできた創立記念礼拝でした。