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れんらく帳

2024年1月11日

隣人を覚える礼拝

平和学園小学校では東日本大震災以降、毎月11日に『東日本大震災を覚える礼拝』をまもってきました。

その後10年以上の時間の経過や世相の変遷の中で『隣人を覚える礼拝』と名称を変えつつも、「他者を思い祈る」こと「自分たちにできることを考え、行動していく」ことを大切に積み重ねてきました。

コロナウィルス感染が落ち着きの兆しをみせる中で2024年を迎えましたが、北陸地方での大きな地震災害や飛行機事故があり、また終わりの見えない戦争や争いが未だに続き心の痛みを覚えます。

そのような時であるからこそ、私たちは『隣人を覚える礼拝』を継続していく意味があると考えています。そして、自分たちにできることは限られているかもしれないですが、心を寄せて祈り、私たちに出来ることをしています。

奉仕委員が中心になって「隣人を覚える祈り」が改訂されました。この祈りは毎月全校で共に祈るときに用いています。連祷(れんとう)形式で祈り交わしながらすすめていきます。どのようなものか分かるように掲載します。

【隣人を覚える祈り】

A)天におられる父なる神さま、私たちの祈りをお聞きください。

A)神さまは私たちのさけどころ、私たちの砦です。

B)苦難のとき、必ずそこにいて、助けてくださいます。

C)あなたが愛しておられる私たちの隣人のために祈らせてください。

A)神さま、日本では自然災害が多く発生し、家や家族を失ってしまった人たちがいます。

B)どうぞ、その人たちが一日もはやくもとの生活にもどれるように勇気づけて励ましてください。

A)神さま、世界では戦争が起こり、穏やかな生活を奪われた人たちがいます。

B)戦争によって、苦しい生活に追いやられた人、楽しい時間が失われてしまった子どもたちがたくさんいます。

A)多くの人が命を落とし、そして多くの家族が悲しんでいます。
C)どうぞ、悲しみの中にある人たちに癒しと慰めを与えてください。

A)神さま、新型コロナウィルスの感染も落ち着きました。しかし、その季節ごとに流行する病気があります。

B)これからも平和学園小学校に通う子どもたち、先生たち、その家族の健康を神さまが守ってくださいますように。

A)神さま、私たちのまわりの友だちのために祈らせてください。

B)勉強や友だちのことで心配や悩みを心に抱えている人がいます

A)あなたの愛に押し出されて、その友だちの隣人になれますように。

C)正しいことを行う勇気と平和を考え求め続ける力を与えてください。

A)神さま、平和学園小学校で毎日学べることに感謝します。

B)平和の子どもとして、私たちが善きサマリア人になれますように。

C)平和をつくり出すために、私たちに何ができるのかを知る知恵と、おこなうための力を与えてください。

C)このお祈りを、主イエス・キリストの御名によっておささげいたします。アーメン



IMG_6142.JPG1月の隣人を覚える礼拝でも奉仕委員による祈りを捧げ、また卒業生が制作した献金箱を使って集められた献金は令和6年能登半島地震支援のために赤十字へ送らせていただきました。

これからも共に考え、祈り、行動していけるようにと思います。