自然教室から戻り、小学校での生活が再開しました。それぞれの学年で学級だよりを通して自然教室中の子どもたちの様子をご家庭にお伝えしていました。

低学年（１・２年生）から紹介します。

『自然教室では、初めてのお泊りだった子も多かったと思いますが、２１時には静まり返り、２２時に全員寝ることができました。行き帰りのバスの中では、ミニオンの映画で大興奮！？しばらくミニオンブームが巻き起こりました！

　１日めのデラックスタイムは、６年生が色々なゲームを考え楽しませてくれました。

自由時間では、１年生が泊まった和室を行き来し、探検隊ごっこが始まりました。皆で「敬礼！」と並び、「１，２，３，４...」と数えながら、また別の部屋へ行くという、ごっこ遊びが盛り上がりました。２，３人から始まりましたが、どんどん「入れて！」と人数が増えていき、ほぼクラスの皆が一緒に遊んでいました。

　また、２日めの湖畔散策では、「私が先！」「どいて！」などと、並ぶ順番でもめてしまう子達もいました。すると、一人の子が「じゃあ、～ちゃんのことをわらわせちゃえばいいんじゃない！？」と、和ませてくれました。子ども同士で解決ができ、温かい関係が築かれていることを嬉しく思いました。

夜の男子部屋でT先生が一緒に過ごした時の可愛らしいエピソードです。

布団に入りながら「神様に俺達のお祈りが届くといいな！」と一人の子が言いました。T先生が「どんなお祈り？」と聞くと、もう一人の子が「お祈りが上手にできるようになりたいんだ！」と答えました。すると、さらにもう一人の子が「やっぱり平和が一番だよな！」「幸せがいいよな！」などと、語り合っていたそうです。純粋な子ども達の会話に癒されたそうで、私もこの話を聞いて、心が洗われる想いでした。

宿泊行事を通して、子ども達一人一人をもっと知ることができました。

また、子ども達の手荷物を一緒に整理していると、「ママが手作りの筆箱を作ってくれたの！」と見せてくれたり、レジャーシートが入れてある袋には「～ちゃん、たたんでしまってね！」と手紙が書いてあったり、おやつが可愛い入れ物に丁寧にラッピングされてあったり...。一人一人、各ご家庭の中で本当に愛されて育っていることをあらためて感じました。

就寝前には、「ママと一緒ならすぐに寝られるんだけどな...」や「パパに会いたい！」などの声を聞き、大好きなおうちの方と離れて一泊二日を経験した子ども達は、本当によく頑張ったのだと思います。日常と異なる自然豊かな環境の中、子ども達の笑顔をたくさん見ることができました。

１年生は天候にも恵まれ、富士山も２日間、見ることができました。「こんなに大きな富士山ははじめて～！」と感動している子も多くいました。

２日目の朝には、グリーンチャペルで富士山を見ながら礼拝を守りました。讃美歌も歌い、宗教主任の先生から「中高生の人数の方が多いのに１２人の１年生の声はとても元気が良くて、私も元気をもらえました！」と誉めて頂きました。入学当初から歌が上手で楽しそうに歌う子ども達が大好きです。』

（１年学級だより　ひだまり　より）

自然教室が無事終了しました。子どもたちは大自然の中、保護者から離れて異年齢の子ども集団の中で様々な経験をし、自分の言葉では語り尽くせないほどいろいろなことを感じながら3日間を過ごしてきました。

学年縦割り班の中で、お兄さんやお姉さんに囲まれて緊張している子もいれば、安心しきっている子もいたと思います。一人でチャレンジしたり、先輩たちに手伝ってもらったり、寝る時楽しく寝たり、寂しくて悲しくなってしまうこともあったと思います。

様々な葛藤を経て子ども達は一回りも二回りも大きくなったと思います。

２年生のみんなは本当によく頑張りました。身の回りの整理、入浴など全て自分のことは自分で行い、晩御飯の一品づくり、ハイキング、キャンドルファイヤーなど皆で協力して行う行事にも積極的に参加しました。

２日目のハイキングは残念ながら雨になってしまい、3日目の予定を繰り上げて山中湖畔の散策コースに切り替わりました。全班で山中湖畔へ行き途中色々な班が入り乱れることもありましたが皆終始笑顔でした。湖畔でコブハクチョウが近くを泳ぐと息をひそめて見守り、茂みから鳥の鳴き声が聞こえれば目を凝らして所在を探し、S先生から水切りを教わり...と、心休まる穏やかな時間を過ごしていたと思います。

３日目は班ごとに写真立てを作り、特色があるものを作っていました。手をマッキーだらけにして、にこーっとこちらを見てくる姿は、本当に楽しそうで幸せそうでした。みんなお疲れ様でした！　

（２年学級だより　ブルースター　より）