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れんらく帳

2021年2月 5日

権利(けんり)を持つ = 責任(せきにん)

平和学園小学校では今週児童会の役員を決めるために「児童会選挙」が行われました。

事前に選挙活動をし、自分の主張を掲げ、誰に投票するか悩み、と濃密な時間を過ごした子どもたちだったのではないかと思います。

さて今回は3年生から学級だよりをお借りしました、3年生は投票する権利を有するので感じ方も他学年に比べると気持ちが入っていたのではないでしょうか。

それを読んでいただけたらと思います。

知っていましたか? 3 年生になると投票ができるのです!
権利(けんり)を持つ = 責任(せきにん)が生まれる

3 学期の児童会目標は『一年のまとめを意識しよう ~今まで学習してきたことを生かそう~』です。児童会役員と各学年の学級委員さんが考えてくれました。このことをもとに、先日の学級会で、3 年生は話し合いの時間を持ちました。会を仕切った学級委員さんからの投げかけは次のようなものでした。
「この 3 学期、みんなはどんなことを意識しますか。そして、生かしていきたいですか。」
思いはあっても言葉と声に表すことは、3 年生にとってそんなに簡単なことではありません。
初めは遠慮がちだった子ども達ですが、徐々にこんな意見が出されていきました。
* 3 年生でページェントをやったから、歌がもっと上手くなりたい。
* パソコンを、もっと速く正確に打ちたい。
* 習字がもっときれいに書けるようになりたい。 などなど
ページェントもパソコンも習字も、3 年生で初めて学習したことです。その学びをもとに、これから更に上を目指そうとする 3 年生の考えは、とても真面目で真直ぐですね。しかし、それをどう生かしていくのか、他者とどのように関わって分かち合っていくのかなど、広がりのある思いを巡らすことは、更に難しい課題と言えます。そんな時、ある子がこんなことを発言してくれました。
「初めての委員会で放送委員になったけれど、これからはもっと分かりやすくみんなに伝えられるようになりたい。」
委員会も 3 年生になってからの経験です。自分が担うことに責任を持ち、よりよく他者と分かち合おうとする姿勢が伝わってくる意見でした。これを聞いたお友達も、ハッと何かに気づいたようです。児童会目標への視点が、その子なりに少し定まった、そんな時間となりました。

さて、次年度児童会役員選挙が来週に迫ってきました。学級だよりでも教室でも、来年を見据えた選挙への関わりを意識するよう、3 年生には伝え続けています。
一つ、大きなことがあります。

それは、3 年生になると投票権が与えられる(権利を持つ)ということです。

立候補する先輩達の演説を聞き、3 年生自身が判断し、大切な一票を投じることが出来る。
3年生であっても、たとえそれが初めての経験であっても、そこには、責任が生まれるのです。

自分のこと、仲間のこと、そして学校のことを考えて、大切な一票を投じてほしいものです。
そして、これからも、投じた人と関わり続けることが大切です。サポートできることを自分なりに見つけていくことが大切です。「責任が生まれる」とは、そういうことです。これって、実はとっても楽しくて、やりがいのあることなのです。大袈裟かもしれませんが、そういうことを意識して、段々と高学年になっていくのです。いよいよ、その時を迎えたわけです。
ここまで硬い言い方はしませんが、3 年生の心にストンと落ちるよう、伝えたいと思います。
ご家庭でも、柔らかい感じでよいですから、選挙の話題をふってみてください。
よろしくお願いします。

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タイトルにも書きましたが権利を持つ = 責任というのはとても大事なことだと思います、「権利」について話してみても良いかもしれません。