自然教室を終えてから2週間。
子どもたち一人ひとりにとって自然教室での経験がどのような意味があったのか
考えながら共に学校生活を送っています。
2年生にとって初めての2泊3日。
子どもたちの様子をみていると、おそらく家での時間の過ごし方とは
大きく違う生活を体験して『あっという間に感じた』『とても長く感じた』『楽しかった』
『家族に会いたい時もあった』など、それぞれにいろいろな感情を味わったのでは
ないかと思われます。実際に子どもたちやご家族からもそのような
お話をいろいろと耳にしました。
今年のスケジュールは長い休みをはさんで、例年よりも1週早い
自然教室だったので余計に忙しく感じられました。
そのような中でしたが、子どもたちは他学年と行動を共にして
とても大切な意識を学んで帰ってきたようです。
それは【自分たちの生活を自分たちでつくっていく】ということです。
具体的にいうと、実生活の中で自分が行動する優先順位に変化が出てきたということです。
「今、自分は何をするべきか」を①感じとり、②判断し、③行動しようとする
様子が自然教室前よりも多く見られるようになったと感じます。
このたった2週間の生活の中でもこの意識の変化を実感することができました。
ものすごい成長です。担任として本当にうれしく思います。
もちろん、うまくいくことばかりではないです。
むしろ、子どもたちが自分で考えて行動することが
新たなトラブルの原因になってしまうこともたくさんあります。
なぜなら、「良かれと思って行動すること」や「誰かのためになると考えて行動すること」が
「相手にとって良いこと」では必ずしもない場合があるからです。
原因はコミュニケーション力にあると感じます。
「思いがある」のに「わかってもらえない」「つたわらない」。
そして感情的になってしまい、結果、トラブルになってしまう…。
こんな一生懸命な様子をみる度に子どもたちのことを本当に愛おしく感じてしまいます。
『あなたの思い、よくわかるよ』『相手はどうしたかったのかな?』
『何をどう伝えたら、わかってもらえたかな?』にポイントをおさえつつ解決し、
思いを共有しながら学校生活を送っています。
自然教室を経て、日々新たな思いと行動を積み重ね、共に歩んで育っている2年生です。
明日は『感謝の日礼拝』です。子どもたちの姿に今回伝えさせていただいた
様子を重ね合わせて見守っていただけたらうれしいです。
2年生学級だより「平和のつぶやき」より