平和学園小学校では毎年4年生対象で『サーフィン教室』を開催してきました。
講師は【ドジ井坂】氏。
ドジさん(長年の愛称で敬意をもって呼ばせていただきます)は日本初のプロサーファーで、サーフィン界の草分け的存在です。小学校の卒業生の保護者でもあります。
そしてドジさんは『サーフィン教室』の前段階として毎回『バランス教室』を開いてくださってきました。これは、私たちが現代を生きる中で知らず知らずのうちに身に付けてしまった「バランス感覚のずれ」に気付き、サーフィン教室だけでなくこれからの日常生活に活かして欲しいという願いからです。
ドジさんが熱心に伝えてくださり、学んだことは・・・
ひとつは人間の身体は本来、とても凄いバランス機能を備えているということ。
そしてもうひとつは、現代人が平たんな場所ばかりを歩いて日常生活を送る中で身体を支える足の加重ポイントがずれ、そのずれを筋力で補っているうちに身体全体のバランス感覚がおかしくなってきてしまったということでした。
ドジさんの授業に参加してみて、子どもたちも教員も自分がいかに日常生活の中で身体本来の筋肉の使い方とは違う力の入れ方や姿勢、そして意識の持ち方をしていたかを実感させられました。
子どもたちは身体も心も柔軟ですね。
みるみるうちに楽しみながらいろいろな感覚を身に付けていっているようでした。
バランス教室の続編も計画されていますが、新たな感覚を身に付け健康でより良い生活を送っていけることを願っています・・・。
後日談。
4年生・担任共々、普段あまり使ってこなかった筋肉をたくさん使ったようで、皆翌日からしばらく「いててて・・・」と筋肉痛だったようで、心地よい痛みと笑顔の教室だったようです。