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れんらく帳

2020年6月30日

討論会

もう気がつけば6月の終わりを迎え、明日から7月です。

梅雨入りはしていますがあまり雨は降らず、晴れ間が多いように感じます。

今回は4年生の学級だより『燈』から抜粋させていただきます。

                                   
先日、数人の女の子から質問がありました。「シャーペンは使っていいのか」と。必ずと言っていいほど 4年生になるとどこからか生まれてくる質問。なんでなんでしょうか。よくわかりません。
先に私から意見を言ってしまうと、私は別にどっちでもいいと思っています。学校も厳格にそのあたりの線引きをしているわけでもありません。個人的には鉛筆が好きです。以前も書きましたが、鉛筆を削ることも、自分の子どもが鉛筆を削って筆箱の準備をしている音を聞くのも好きでした。

とがった鉛筆で字を書く時の心地よさや少し削れた時の太さを変えて書けることも好きでした。私が小学生の時には筆箱の中に「ボンナイフ」が入っていて、授業で鉛筆を削るという時間があったように記憶しています。自分で鉛筆を削るなんて当然のことでしたから...。先日、カッターで鉛筆を削っていると男の子が寄ってきて興味深げに見ていました。何か不思議な光景なのでしょうね。


話を戻すと、私はどちらでも構いませんが、なぜ必要なのかはいつも子どもたちに考えさせます。鉛筆ではなく、シャーペンではなくてならない理由があるのなら、それは持ってきてよいものになる。そうでないなら鉛筆でも十分です。ということで、みんなで「4 年生の学習にシャープペンシルが必要だ」というテーマで討論会をしました。事前に、賛成・反対の意見をそれぞれに書かせて、二つに分かれて討論会をしました。まだ討論とまではいきませんが、自分たちの主張をお互い伝え、聞き、その後、その主張に対する反対意見を考えて話す。最後の主張は今回ありませんでしたが、形としては討論会の基本にならいました。
賛成 13 人、反対 6 人、欠席1でスタートです。主張としては、写真の通り。(読めないとは思いますが...)どちらかと言えば「賛成」の意見の方が主張としてはしっかりとしていました。反対ももう少し突っ込んでもよかったですね。グループに分かれてけて席を近づけられなかったので、相談や簡単な意見のまとめ等ができませんでした。


今日、続きを行い、最終的には賛成9人、反対9人、欠席2となりました。きっと、問題もたくさん出てくると思いますが、シャーペンは持ってきてもよいことにしようかと考えています。問題に向き合って、乗り越えていく力も必要なのでいい機会と思いよいことにします。

                                      

確かにシャープペンシルの是非は子どもたちからしたら、大きな問題点であり通過点なのではないかなと思います。

自分たちで話し合い決めた結果であれば、担任の談にもありますが「問題に向き合って、乗り越えていく力」は培われていくのではないでしょうか。