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れんらく帳

2019年5月24日

3・4年生 理科校外学習  里山公園

5月24日(金)に3・4年生は、理科の校外学習で里山公園へ出かけました。34年生は、4月から身の回りの生き物を観察してきました。校内の植物や虫を採集して観察カードにまとめる学習を進めてきました。小学校の敷地内でも、小さな自然をたくさん発見できました。里山公園では、より豊かな自然の中で、いろんな視点から自然の生態系について学びを深めことができました。現地では、「柳谷(やなぎやと)の自然に学ぶ会」からネイチャーガイドをしてくださる講師の先生が3人いらして、子どもたちに指導をしてくださいました。

 「柳谷の自然に学ぶ会」は、里山公園の自然環境を守る活動をされているボランティア・グループです。定期的に自然観察会などを行い、里山の自然環境を後世に守り受け継いでいくための活動を続けてきています。校外学習では、まず谷(やと)の環境について教えていただきました。低湿地の谷(やと)には、豊かな自然があふれています。ところが、外来種の雑草が在来種の生態系を脅かしています。そこで、外来種のセイタカアワダチソウを引き抜く体験学習を行いました。長袖、長ズボン、軍手、長靴という服装で、湿原の中で雑草と格闘しました。この雑草抜きの体験は、とても楽しいものでした。最初は、湿原の中に入ることに躊躇している子もいましたが、みんないつのまにか夢中になって雑草を引き抜いていました。セイタカアワダチソウは、名前の通り背の高い雑草です。この雑草を100本も130本も引き抜いている強者もいました。子どもたちは、この湿原でたくさんの発見をしました。雑草抜きの次は、昆虫や小さな生き物の採集をしました。テントウムシ、バッタ、クモ、イモムシ、なぞの甲虫・・湿原には小さな命がみちあふれています。水辺の生き物も観察しました。サワガニを見つけたときは、みんな大喜びでした。水辺にしゃがみ、捕虫網をかまえて水の中をのぞきこむ子どもたちの目は真剣そのものでした。自然に向き合う時、人は無心になるものです。

今回の校外学習では、里山の自然に触れて、生態系の命のつながりを学ばせていただきました。指導していただいた、「柳谷の自然に学ぶ会」の3人の講師の先生方と「柳谷の自然に学ぶ会」を紹介してくださった里山公園事務所に深く感謝したいと思います。