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れんらく帳

2018年4月17日

「惜しい」の先で見つけたこと。

入学して1週間が経ち、1年生の子どもたちは学校生活に慣れてきた様子。

少しずつ始まった勉強も、楽しい休み時間も、全てが楽しくて仕方がないというように見えます。

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帰りの時間のことでした。

真新しいワイシャツの固いボタンを留めるという試練を越えると、やってくるのはネクタイとの格闘。

首の後ろの見えないところで、ホックをつけようと小さな手が必死に動きまわっています。

何度もホックとホックがカチカチと当たりますが、あと少しが上手くいきません。

それでも諦めずに何度も何度も挑戦します。

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少しして、指が疲れたのか担任の先生のところへ行き「先生、手伝って」とお願いしていました。

そこで、先生からコツを教えてもらい、自分でネクタイをすることができました。

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「困ったことがあったとき、ピンチのときには、先生に言ってね。」

その言葉通りに相談にいき、アドバイスをもらい、自分でできた。

人とつながり、信頼が生まれ、自信をつけた。

そんな素敵なサイクルが生まれる瞬間を目にすることができました。

 

諦めないこと。

待つこと。

 

子どもと先生の息が合って進んでいく時間には、成長の種がたくさんつまっています。