礼拝を行うグレーニアホールにたくさんの花々が飾られています。
イエス様の復活をお祝いするための花は、子どもたちが各家庭のお庭から持ってきてくれたものです。
今年度は、藤沢大庭教会の山田啓人牧師先生をお招きしてイースターについてのお話をしていただきました。
私たち平和学園小学校の6年生が修学旅行で訪れている沖縄のことに触れながら、お話を進めてくださいました。
青い海、青い空、おいしい食べ物だけが沖縄の全てではない。
その背景にある歴史、特に73年前の沖縄戦で起きた事実を知ること、感じ取ることが大切だと教えてくださいました。
人間の目は白い部分と、黒い部分がはっきりわかれている。だから、人間がどこを見ているのかがよくわかる。
犬や馬などの動物は白目の部分が少なく、どこを見ているのかが判別しにくい。
神様は、人間が相手の目を見て話しができるように作ってくださった。そのおかげで、人間は心を通じ合わせることができる。
目に見えることを見つめること、見えにくいものを見ること、聞こえない音を聞こうとすること。
そうすることで、命の大切さに気が付くことができる。
イエス様が「命は大切である」ということを示してくださったことが、すなわちイースターの大きな意味であるということを
教わりました。
礼拝終了後にイエス様の復活をお祝いし、その喜びを分かち合うためにゆでたまごが配布されます。
これは、5年生が全校児童の分、また礼拝に参加してくださった保護者の方の分を用意してくれたものです。
5年生の仕事はたまごをゆでて、包むところまで。礼拝当日にゆでたまごを配布するのは6年生の仕事。
決して表に出ない仕事に一生懸命に取り組んでいくこと。黒子としての役割は6年生になるまでの1年間続いていきます。
その積み重ねが6年生になったときに花開きます。そのことを理解し、自分たちの役割に前向きに、笑顔で取り組んでいます。
今までの先輩たちの姿から何が大切かを学び取り、感じ取り、このときを過ごしているのです。