本校では毎朝、教職員の礼拝があります。生徒たちも朝のホームルーム後に、講堂にて礼拝を守っています。
讃美歌を歌い、聖書を学びますが、感じることは様々だと思います。
朝の生徒礼拝で小林直樹校長は、新約聖書マタイによる福音書20章「ぶどう園の労働者のたとえ」の、一日につき一デナリオンの約束で、ぶどう園で働く労働者のお話をされました。
まる一日暑い中を辛抱して働いた人が、夕方から一時間しか働いていない人と同じ賃金であったことに不平を言った、という内容です。
多く働いた人と、少ししか働いていない人を同じ扱いにするのは不公平か。
この問いに、みなさんはどう感じたでしょうか。
13ー14節には「主人はその一人に答えた。『友よ、あなたに不当なことはしていない。あなたはわたしと一デナリオンの約束をしたではないか。自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ』」と書かれています。
神様は業績をみている訳ではなく、同じように支払ってやりたいと思われている、ということです。
朝早く来て人よりも多く仕事をしている人、いつも真面目に掃除をしている人。
それぞれ思うところはあると思いますが、毎朝礼拝を守ることにより、聖書から学んだことがそれぞれの成長に繋がっていくことを祈っています。