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平和学園からのお知らせ

2015年1月23日

アレセイアの輝き 133号

 平和学園幼稚園では、子どもたちの育ちにいろいろな人が関わっています。

 保護者、学園内の教職員、小学校から高校までの生徒たちなど、たくさんの方々が子どもたちの園での生活において様々な支えで見守って下さっています。

 その一例として、今回は、1月14日に行われた小学校の佐藤重人先生による礼拝のお話をご紹介します。

 

~神殿での少年イエス~

 クリスマスに誕生したイエス様。そのイエス様は突然大きくなったわけではなく、イエス様もみんなと同じように子どもの時がありました。この厚い聖書の中に少しだけイエス様の子どもの頃の記事があります。イエス様は12歳の時、ヨセフさんとマリアさんに連れられてエルサレムへ旅に出かけました。過越祭に参加するためでした。親戚の人たちと一緒に大人数で行きましたが、お祭りの期間が終わり家に帰る途中に、ヨセフさんとマリアさんは、イエス様がいないことに気が付きました。イスラエルでは、昔は13歳で大人の仲間入りとされており、ヨセフさんもマリアさんも安心していたので、気づいてからの二人は大慌てで来た道を戻りました。

 

 二人はエルサレムに着きイエス様を見つけました。イエス様は神殿で、偉い先生方と色々な話をしていました。マリアさんは「なぜこんなことをしてくれたのですか。お父さんもお母さんも心配したのですよ」と言いました。するとイエス様は「私が父の家にいるのは当たり前ではないですか」と言いました。両親は何を言っているかわかりませんでしたが、マリアさんはこのことを心に留めておきました。イエス様はお父さんである神さまのお話を偉い先生たちと一緒に話していたのでした。

 

 両親にも神様にも周りの人々にも愛されて大きくなったイエス様。実は、幼稚園のみんなも同じです。家族に愛され、先生に愛され、神さまに愛されて大きくなりました。愛されて大きくなったみんなだからこそ、まわりのみんなにも「ありがとう」と言えたら幸せですね。

 

 このようにして、子どもたちはたくさんの方々に守られ、愛されて過ごしています。子どもも大人もともに神様の御手の中に生きる喜びを知ることができればと願います。そして、いつでも、どこでも、どのような時にも共にいて下さるイエス様と一緒に歩いていきたいと思います。

 

平和学園幼稚園  「卒園にむけて」

 年長組の子どもたちは今、卒園に向けて様々な事に取り組んでおり、その一つとして卒園制作をすすめています。子どもたちは遊びの中で「あ、これ昔、幼稚園にいた人たちが作ったものだよ。前に先生が言ってた。」など話したり、一緒に探しに行ったりしていました。ある日のサークルで「今年は卒園制作を作る?」と聞くと、「やりたい。」「自分たちも作りたい。」という言葉が返ってきました。何を作りたいのか話し合った結果、小屋を作ることと柵に絵を描くこと、それから大きな絵を描くことの3つに決まりました。これから皆で分担して作りながら卒園までの日々を楽しんで過ごしていければ、と考えています。

 

平和学園小学校  「震災を覚える礼拝」

 1月13日は震災を覚える礼拝でした。お話は石黒先生。図書室担当ということもあり、地震に関する絵本や本の読み聞かせをしてくれました。今月の17日は阪神淡路大震災から20年。今年の3月で東日本大震災から4年。振り返れば時間だけがあっという間に過ぎ去っていきます。しかし、東北の被災された方々の心の傷や生活の再建には時間が必要です。原発においてはまだまだ先が見えないという感じです。

 私たちには何ができるのでしょうか。これからも子どもたちともに考えていきます。震災を覚える礼拝の献金は東北の幼稚園・保育園に捧げます。これからも続けて祈り、支援していきたいと思います。震災礼拝のあとには全員でタタメットをかぶってグレーニアホールから退場します。一年生もタタメットをかぶるのが早くなりました。東南海地震がいつ起こってもおかしくないと言われている昨今。学校でも日頃の習慣、訓練が大切だと感じています。それぞれのご家庭でも、登下校時に地震が起きたらどうするのか、お約束事を確認しておくのもいいかもしれません。しっかりと子どもたちと地震に対する備えをしておきたいと思います。

 

アレセイア湘南中学校  「3学期の歩み」

 3学期がはじまり、各学年さまざまな取り組みを行っています。1年生は総合学習において、平和学習や異文化理解の学習を行っています。アースプラザでの校外学習も行う予定です。また、3月には3回目の校内宿泊研修を行う予定です。2年生は3月のスチールパン演奏会に向けての練習に取り組んでいます。部活動でも最上級生としてまとめる役割となりました。3年生はあと3ヶ月で卒業です。卒業アルバムの制作や内部進学入試に向けての学習などを日々行っています。風邪やインフルエンザが流行りはじめていますが、教室の温度管理や換気をしっかりして、予防をするように心がけています。

 

アレセイア湘南高等学校  「2015年、飛躍の年に」

 3学期が始まり、学年の総まとめを行うべく授業がスタートしました。1・2年生は、次年度の科目選択調査の提出など、すでに次年度へ向けた歩みも始まっています。特に2年生は模試の申込みもあり、受験生としての意識も高まりつつあります。

 3年生は、すでに授業がなく、登校日が数日あるのみとなりました。3年生のフロアは静かで、教室に私物がほとんどなく、寂しさを覚えます。そんな中、この17・18日はセンター試験が実施されました。一般受験をする生徒にとっては、これからが正念場となります。彼らの健闘を祈りつつ、学園で生活する私たちも、よい1年をおくる努力を惜しまずにしていきたいと思います。

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