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平和学園からのお知らせ

2014年5月22日

アレセイアの輝き 第128号

『平和学園もお誕生日』  平和学園幼稚園主任 河窪悦子         

「平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」

(マタイ5:9)

「おはようございます。今日は4月に生まれたお友達のお誕生日会ですね。実は幼稚園にもお誕生日会があるのですよ。今日はこの平和学園のお誕生会をお祝いする日ですから、そのお話をしましょうね。」

4月23日、今年度最初のお誕生日会は、学園長中山先生による創立記念礼拝から始まりました。全園児と4月生まれの子どもの保護者が幼稚園ホールに集まってお話を伺いました。

「この学園はね、二人の先生によって創られました。一人はこういう人、もう一人はこういう人です。」入園したばかりの3才の子どもたちにもわかるようにと、絵のお上手な中山先生はお二人の似顔絵をペープサートにして両手に持ってお話を進められました。

「こっちのおじさんは賀川豊彦先生、こちらは村島帰之先生です。皆で一緒に言ってみましょう。こっちの先生は?」「賀川先生!」 「じゃ、こっちの先生は?」「村島先生!」

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そうです。二人の先生は、この学園に“平和学園”という名前をつけて“4つの平和”ということを大切にされました。」と話され、4つの平和ひとつひとつについて子どもにも私たち大人にもわかるように伝えて下さいました。以下、お話し下さったことの要旨を記します。

1、心の平和

 神様が私たちひとりひとりを大切に思い、愛されたように、私たちにも、お友だちを大切に思うこと、けんかをしてしまったら仲直りをすることが大事です。この“心の平和”が一番大切と賀川先生は言われました。

2、家庭の平和

 皆にはお家があるでしょう。お家は楽しいかな。そのお家がいつでも安心していられる所であるように、皆は何ができるかな。お家の人と仲良くすごせたらいいですね。

3、生活の平和

 皆は毎日幼稚園に来ていっぱい遊ぶでしょう?お友だちと先生と、遊んだり、片付けをしたり、集まってお話を聞いたりするね。それを生活するって言うんだよ。その生活を平和にすること、これが3つ目の平和だよ。

4、世界の平和

 そして最後に、神様が創られたこの世界が平和であるように、皆で平和をつくっていくことができるようにと賀川先生と村島先生は願っています。

「お友だちと、先生と、お家の方と皆でこの4つの平和を覚えて、すごしていきましょう」と中山先生はお話し下さり、最後にお祈りして下さいました。年少組、年中組の子どもたちには少し難しいお話だったかもしれませんが、大人にも子どもも一緒に創立者の思いに心を寄せる貴重なひとときをすごすことができました。この時を与えて下さった神様に感謝です。

 

平和学園幼稚園

「遊びからの自律(立)」

 年中組に進級した子どもたち、新しいクラスになっても、すみれ組、たんぽぽ組を行き来しています。先日、数人の子どもたちとすみれ組の前でキャンプごっこをしました。毎日楽しく遊ぶので壊れてきてしまうところがあります。一生懸命作っても壊れてしまい、子どもたちはどうするのかな?と見守っていると、壊れても直し、くり返し修理を続けている姿が見られます。直すことだけで時間が過ぎて行く事もありますが、修理すること、自分たちだけでやったという達成感が自信につながっているように思えます。いろいろな場所でじっくり遊べることは素敵な経験だと思います。これからも沢山遊んで大きくなって欲しいと思います。

 

平和学園小学校

「心温まるプレイデー」

 4月に新しく加わった1年生とそのご家族を歓迎する日プレイデー。卒業していった子どもたちが帰ってくる日プレイデー。4月29日(火)に多くの方々が小学校に集まりました。懐かしい卒業生、3月まで小学生だった卒業生、保護者の皆様、そして在校生の子どもたち、みんなが笑顔でした。

 親子で、先輩後輩で、在校生と卒業生で、ともにスポーツを楽しみ、汗を流しました。

持ち寄った美味しいお食事をともにいただきました。家庭的で心温まる時間がプレイデーには流れています。平和ファミリーと言われる所以でしょうか。

 茅ヶ崎に平和学園が建てられてから、ここに集う者、ここから巣立った者、その時々に助けてくださった方々。この学校にかかわったすべての人が平和ファミリーとなっていることを実感し喜びを共有できた素敵な1日となりました。

 

アレセイア湘南中学校

    「はじめての宿泊研修」

中学1年生は4月17、18日に一泊二日で校内宿泊研修を行いました。この校内研修は今年はじめて行われた行事です。樋渡先生や武部先生による研修会が行われ、生徒たちは熱心に参加をしていました。また、夜はダイアンサスに男女に分かれて泊まりました。部屋では怖い話大会をしたり、ゲームをしたりとそれぞれ楽しそうに過ごしていました。そして、後日研修のまとめと反省会を行いました。入学してすぐの宿泊行事となりましたが、クラスの友達と協力しながらたいへん有意義な2日間を過ごせたようです。次回は6月18日から20日に中学1、2年生合同で天城山荘へ修養会に行く予定です。

 

アレセイア湘南高等学校

  「讃美歌コンクールへ向けて」

5月30日(金)、茅ヶ崎市民文化会館において中高の讃美歌コンクールが行われます。例年、クラスでの事前の取り組みが早く、そして熱くなっているのを肌で感じています。4月11日の生徒礼拝では音楽科の市毛先生より讃美することについて話しがありました。「声をきれいに出すことも大切ですが、一人ひとりが神様を讃美する心がたいせつである」と。また、同じ日の健康診断の合間には、教室に設置されているテレビを通して昨年の讃美歌コンクールの様子を放送しました。健診の空き時間にそれをみてイメージを膨らませました。

その後、月曜日のLHRなどを使い、讃美する曲決めはもちろんのこと、各クラスの指揮者・伴奏者を決定しました。

 ゴールデン・ウイークや中間試験の期間があり、練習できない日もあります。本番まであと10日あまりとなり、昼休みや放課後を使ってパートごとの練習を行っているクラスが多く見られます。その様子をみると、今年の讃美歌コンクールは去年よりもさらに盛り上がるものとなることでしょう。

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