中学3年生が3泊4日の日程で長崎へと研修旅行に出発いたしました。これから4日間、生徒の様子を現地レポートを通してお伝えいたします!
コロナ感染対策をしっかりしながら、さまざまな制限がある旅行になりますが、精一杯楽しみつつ、学びを得て各々が「平和」について考える機会となってくれるよう、どうかお祈りお願いいたします。
朝、出発式では校長先生と研修旅行実行委員長がそれぞれ挨拶をし、旅行の目的や意図を再確認しました。
保安検査を終え、生徒たちは長崎へ向かう航空機を目に気持ちを昂らせていました。
長崎への旅の始まりです。
スカイツリー、富士山を空から眺めて...
長崎着。約2時間のフライトでした。
4日間お世話になるバスです。空調や除菌など隅々までに配慮していただきました。
第1日のメイン学習テーマは、雲仙・普賢岳に関わる自然災害学習です。
時速100キロを超える火砕流や火山ガスの被害を学びました。
ここまでで少しただの旅行気分になりかけていた生徒にとっては緊張感の持てる内容でした。
顕微鏡で火山の噴火によって生まれた岩石を見ています。
火山に関わる知識を、クイズを通して学んでいます。
平成の噴火では「平成最初のリモート」ともいえる無人機での救助活動が行われたそうです。
被災遺構として残る大野木場小学校では、実際に火砕流に飲み込まれた学校が見学できました。
奥に見えるのは火砕流の発生源である普賢岳です。
いまだに火山活動が活発で、山頂付近には水蒸気(白色のもや)が見えます。
このようにまちの随所に災害の跡を残すことで島原地区は自然の恐ろしさを語り継いでいました。
その後、ホテルに到着しました。1日目の宿泊先は島原温泉「南風楼」です。
オーシャンビューの素敵なお部屋です。向こう岸には熊本県が臨めます。
以前の球磨川の災害時には、この立地のおかげですぐに救助活動や復興ボランティアとして島原の人々は協力をしたとのことです。
夕食では、郷土料理の「具雑煮」と「島原そうめん」を堪能しました。
お昼から何も食べてこなかったので生徒たちは、黙食を徹底し、もりもり食べていました。
美味しいごはんと温泉で今日の疲れを吹き飛ばして、万全の体制で明日に臨みます!
2日目は雲仙地獄散策をした後で、一日班別行動を通して班ごと設定した課題解決学習をメインとして長崎市内を散策します。