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2022年4月 5日

アレセイア通信2022年4月号

学園聖句・学校聖句・建学の精神                         

学園聖句
「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイによる福音書 5章 9節)

学校聖句
「あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」(ヨハネによる福音書 8章32節)

建学の精神
学園の建学の精神は、キリスト教信仰にもとづき、自由で平和であたたかい愛の学園をきずき、神を信じ隣人を愛する人、真の平和をつくるまことの人を世に送り出すことである。

 皆さんは、知人に何か贈り物をするときに、なんと言って渡しますか?

 贈り物をするとき「これ、詰まらない物ですが」などという言葉を耳にしたことはありませんか。小さな子供が、近くで聞いていてお母さんに言ったそうです。「なぜ、詰まらない物をプレゼントするの?」と。

 私たちは、神様からの贈り物として「体と頭と心」をいただいています。

 いただいた「体と頭と心」は、もちろん「詰まらない物(プレゼント)」ではありません。

 私たちは、神様からいただいた体をどのように使うのか問われています。例えば、手。助ける手にもなるし、突き飛ばす手にもなります。また、頭。いわゆる知恵・知性です。悪いことをするにも頭が賢くなければできません。悪知恵が働くといって悪いことにも使えます。

 体と頭をよりよく使うためには、心も育てなければなりません。その「心」には、良いところも弱いところもあります。その全てが、神様の愛によって受け入れられているのです。ですから、私たちも、隣人つまり、自分以外の人を愛することができるのです。

 新年度をスタートするにあたり、新型コロナウイルス感染リスクはゼロにならないことを受け入れたうえで、可能な限りリスクを低減させる努力をしながら学校教育を継続することが重要です。そして、このような時だからこそ、何をすべきか、どうしたらよいのか、神様からの贈り物(体・頭・心)をどう使うか、それを応用していくことが、私たちに課せられているのではないでしょうか。

 生徒一人ひとりが、神の愛によって生かされていることを知り<あなたたちは真理を知り>、そのうえで隣人と共に生きることの大切さを知り、生き生きと学校生活(授業・部活・行事・委員会など)を送る<真理はあなたたちを自由にする>ことによって、自立した人間として成長できるように、全教員でより良いサポート(指導)をしていきたいと思います。

校長  山田 信幸