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平和学園からのお知らせ

2012年2月21日

ドルカス 宮城県石巻市での活動報告

 中学・高校ボランティア団体ドルカスが、第2回目の宮城県訪問をしました。前回訪れた「ひまわり保育園」に、クリスマス献金をお渡しし、園児達と交流(ペープサート公演)の時を過ごしました。その折の生徒たちの感想文を、二つご紹介します。

 


=自分にできるボランティア=


 東日本大震災が起こり、報道を聞く中で「何か自分にできることはないか」「被災地を訪れたい」ずっとそう思っていました。そして9ヶ月後にして初めて、ドルカスの皆さんと共に被災地を訪ねる機会を与えられました。


 私が今回一番強く感じたことは、自分にもできるボランティアがあるということです。実際に被災地に行き、目で見て、被災地の方や長期ボランティアの方の話を聞いて、大きな大きな地震のもたらした悲しみを感じました。また同時に、自分にも出来るボランティアがあることに気づかされたのです。それは現地ボランティアを支援すること、被災地に行って感じたことを多くの人に伝えること、継続的な募金をすることなど様々です。


 私は長期的な現地ボランティアは出来ません。倒壊した家を建て直し、医療的な生活再建のお手伝いは全く出来ません。しかし、自分の出来る「募金」だって大切なボランティアであることを知りました。被災者の方々が前を向き歩みだしていることを感じ、なにも出来ないけれど、私は一生懸命生きようとか、少しでも被災者の方を応援し、出来ることがあれば率先してやろうと思いました。


 私は機会があれば、多くの人に被災地を訪れて感じて欲しいと思います。まずは、「知る」ことが大切です。そして、自分で考え自分に出来ることをすることで、それが被災者の方へのボランティアになると私は考えます。現地に行ったからこそ、私は自分が出来るボランティアを知ることが出来ました。私は継続的に募金をしていきたいと思います。 (中学3年 A)

 


=宮城へのボランティア活動=


 今回は、初めて「キャンナス」というボランティア活動団体の方達とお会いし、震災当初のことや、ボランティア活動をしている人に被災地を車で案内してもらいました。ここまで被災地をじっくり見るのは初めてで、正直ショックや動揺しましたが、きちんと被災地を向きあうことが出来て、とてもよい経験をしました。昨夏以来の日和山公園に行き、感想は「あまり変わっていないな」と思いました。


 そして一番印象に残ったのは、キャンナスの人に連れて行っていただいた石巻市内にある中学校です。自分の学校がこんな風になったらと思うと、すごく悲しい気持ちになりました。中には安否情報を知らせる模造紙が一面に貼ってありました。それを見ると、この人は無事だったのかなあと思いました。その中には、友達に送るメッセージなどもあり、自分の友達のことなどを思い浮かべてしまい、涙が出そうになりました。今回は、昨夏よりもとても濃い経験が出来ました。 (高校2年 B)

 

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