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れんらくノート

2020年11月17日

子どもの往来から遊びがつくられ、広がり、深まっていく。

「じゃあ、次の講演を楽しみにしてるね。また後で見に来るね。」

ある先生があじさい組の保育室から出ていきます。
部屋の中を見てみると、年中の子ども、他のクラスの年長の子どもたちが集っています。
何か楽しいことがあったのかな?
部屋の中を見ると、おりがみで作られたクマの人形がたくさん。
どうやら、それは指人形になっているらしく小さなステージで劇が行われていたようなのです。
「自分たちの遊び」が「みんなの遊び」に変わっていくかもしれない瞬間だったのかもしれません。

保育室の外から見てもわかるような、お店屋さんごっこやレストランごっことは異なる細かな遊び。
そういう遊びでも子どもたちの"たのしそう"を見つけ出すセンサーに引っかかるのです。
今まさに盛り上がろうとしているときから、その兆しを感じ取ってやってくる子。
噂や宣伝を聞いて、駆けつけてくる子。随分、後になって知ってくる子。
様々です。

園舎のかたちが変わっても、子どもたちが楽しいと思うところに集まることは変わりません。
子どもたちは正直者で素直で、楽しいこと・おもしろいことが大好きです。
あじさい組の一角で始まったレストランごっこが次第に形を変えて、お店屋さんごっこに変わっていったときも子どもたちの大きな動きが生まれました。
そこに留まり、遊ぶことから始まり、自分たちでしたいという意志が芽生えて各クラスにお寿司屋さん・アイス屋さんが出来上がりました。
その広がりがさらに隣の年中組に広がり・・・というように子どもたちの行き来が遊びを広め深めています。

今回の人形劇?が明日も行われるのか、一時的な遊びとなっていくのかはわかりません。
どちらにせよ子どもたちにとって、今日の楽しいが明日の楽しみにつながっていってくれたらと思います。

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