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れんらくノート

2020年4月24日

つれられて

34歳の私と5歳の年長の男の子。
およそ30の年の差。
子どもが私を誘います。
どこへ?
トイレへ?

新しい園舎のトイレは非常にきれいです。
例えるのなら近年ショッピングモールなどで見かけるキッズ専用トイレのような明るさ。
そこにいわゆるトイレ的な怖さはありません。
おばけの類が現れるような暗さはなく、トイレに行きたくない理由があるとすれば"遊んでいる途中だから"くらいでしょうか。
それでも、思い出というのは子どもの心にしっかりと残っているようで前の園舎のトイレで出会ったことがここでも起こるかもと想像してしまうようです。
そう、虫に出会うかもしれないという恐怖。
換気扇から忍び込む蜘蛛や羽虫。
嫌だったんでしょうね。

だから彼はトイレに行くときに誰かを呼ぶのでしょう。
毎日の繰り返しの中で不安が払しょくされる日がくるでしょう。
虫はいない、いたとしても、もう怖くない。
そんな頃には何事もなく彼はひとりでトイレに行くのでしょう。
早くその日が来るといいなと思いつつも...。
30歳の年の差の連れ○○○(汚くてごめんなさい)も悪くないなとも思っているので複雑な気持ちです。

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