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れんらくノート

2020年4月13日

戻ってきてほしいコトやモノ

不要不急な外出を避けましょう。
コロナウイルス感染症感染拡大防止の合言葉。
今は、人と人との接触を避けましょう。
人と人とのつながりに噛みつくのがコロナウイルスだから。
大好物は関係性。

それは、平和学園幼稚園と同じだ。
平和学園幼稚園の大好物も関係性。
人と人が集って遊ぶ、考える、笑う、頑張る、怒る、泣く。
人が集う前、そこには個人の考えや思いがある。

一人ひとりの考えを大切にしたい。
子どもが考えた過程を大切にしたい。
子どもが決めたり選んだりした答えを尊重したい。

そういう思いが平和学園幼稚園にはあるから人と人が集う場が生まれる。
肩が触れるか触れないかのサークルでの話し合いがある。
そこで話されることは多種多様。
「やりたいこと」の発表、クラスで起きている問題の解決策のこと、誰かの悩み相談、行事の運営のことなどなど。
その話し合いの中身を覗くと、大人ならば瞬時に答えを出してしまう事柄がたくさんある。
大人社会から見たら「立ち止まる必要などない」と思うような事柄に"立ち止まってくれる"子どもたちがいる。
一見、「不要不急」に見えることが子どもたちとの時間には必要だ。

散歩をしながら足元のアリの巣を観察することもそう。
白い線の上しか歩かないと決めて歩いた結果、線が途切れ困って立ち止まる時間もそう。
変なブランコの乗り方をして叱られることもそう。
家を出る5分前に誰かに宛てた手紙を書きたくなって、すったもんだするのだって。

子どもの育ちには不要不急が必要だ。
それは、保育も子育ても変わらないことだと思う。
そのときには気がつかない尊さが日々の中にあった。
不要不急を奪われて、代わりに何を注げばいいのだろう?

不要不急が恋しい。
不要不急なことをたくさんしたい。

だけど、今は我慢をしなくちゃいけない。
不要不急も大切だけど、命が何より大切だから。

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